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キャッチボールがまともにできないピッチャー

速球を持つピッチャーはコントロールの精度が低い場合が多くある。

逆に速球を持つピッチャーでコントロールの精度が高いと超一流となる。

2022-5-24 変化球をコントロールするピッチャーとストレートがど真ん中へ行くピッチャー

 

速球ピッチャーでコントロールの悪いピッチャーはゲーム中、短い距離をうまく投げられないことがある。

力を込めてホームまで投げることを続けていたところで、打球を処理してファーストへ

送球するなどの時、受け手の胸へ投げられないのだ。

 

それは急にゆっくりの球を投げる、急に今までと違い足を上げて投げない、急に違う距離、

急に違う景色、急に平らな場所、とそれまで連続していた動作と変わることで体が不安定になるからだ。

だからファースト送球は間に合うのであればワンバウンドで投げることにしている青柳のようなピッチャーもいる。

 

元ヤクルトのブロスはキャッチボールがまともにできなかったそうだ。

野球のプロなのに野球の基本中の基本とされるキャッチボールができないのだ。

これをプロと呼べるのか、と思うところだ。

 

それはイップスというわけではなく短い距離をゆっくり投げるのに感覚が備わっていないということだろう。

体の大きいピッチャーにある傾向で、藤浪もそうだが、長い手足と大きい身体を

思うように操れず、指先へ伝える感覚が欠如しているものと思われる。

キャッチボールに難があっても、力を入れて同じように同じ距離を投げるピッチングなら

細かいコントロールはないものの真ん中目がけて投げるということで抑えることが可能となるタイプのピッチャーだ。

 

ただこういうピッチャーはランナーを背負うと途端にチームは不安になる。

逆に攻める方としては脚を使うことが有効となる。

セットからの違うフォームでは投げられないし、総じて牽制は下手。

走るぞ、と見せてコントロールを狂わせる。

盗塁を多用して、たとえウェストされても、まともにキャッチャーの胸に投げられないから

暴投になる可能性があるし、ウェストされて逸れた球をキャッチャーが素早く2塁へ正確に投げることが

難しくなるので成功確率はかなり高い。

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