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時には野球から離れることも野球のため

素振りを繰り返す、練習を重ねる、それだけでは不十分だ。

やりさえすれば必ず成功すると保証するなら誰でもやればいい。

2024-2-1 もとより何もしないでできる奴などいない

2024-2-6 練習することばかりが正解でない

 

バットを振る、ノックを受ける、投げ込みをする、などの直接の野球の行動を繰り返すほか、

それらを一時置いておいて、走ったり、筋トレしたり、と

実践の野球技術から離れたことをやることが野球技術にとっては良いこともある。

 

野球について考えたり、相手を観察したり、統計をとったり、読みを養ったり、ということも

野球にとってプラスになるだろう。

 

また、体を使ってばかりいては疲れがたまるし、やり続ければ故障する。

休む事、食べることも野球の練習のうちであり、時には野球から離れ物思いに耽ること、

読書をすること、遊ぶことも調子に影響を与えよう。

 

とかく野球界はバットを振った回数が多いと努力と言われがちで、野球から離れたことは

努力とはみなされない。

 

松井の4番1000日計画では素振りが繰り返された。

海外へ渡ってからも続けているのか、とイチローに問われると、もうやっていない、

と答えた。

イチローも、まだそんなことやっているの?と言わんばかりだった。

二人とも、同じことばかりずっとやっていることが成長とは思っていないのだろう。

 

振れば大成なら誰でもやる。

誰かが保証してくれるなら歯を食いしばってできる。

野球に限らず世の中のことで、やればこうなる、とわかっているなら、そしてどうしても

達成したいのならがんばるものだが、完全な正解がない。

 

保証がないから、もし時間を費やして無益に終わっては取り返しがつかないので

保険をかけた行動をとったり、楽を選択したりするもの。

確信がないから徒労が怖い。

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