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イチローには夢想を現実にしてもらい、感動をもらった、という話をした。
それはコチラ⇒2017-12-31 イチローにもらった感動を大谷が引き継ぐ
そして、イチロー登場を目の当たりにできなかった人には、大谷が新たに、その感動を与えている。
野球はチームスポーツであり、各ポジションにチームの力が最大となるよう選手を当てはめていく。
適材適所に人材を活用する一方、同じ選手を複数のポジションに起用できない。
大谷は、投げるということと、打つということで2つのポジションを任された。
しかし、守備につき、打者として打席に立つ野手も2つのポジションを任されている。
各ポジションの適性とともにチームの勝利にとってのピースとなるのが選手。
そのためには、打つのは目をつむって守備力を優先するとか、逆に打力を優先することがある。
守備力を優先するキャッチャーや足が遅く、守れないホームランバッター外国人というのが顕著な例だ。
さらに、野球に必要な肉体の特徴というものがある。
肩が強いとか足が速いとかパワーがあるとか。
肩は投擲選手も野球選手に比肩する、あるいは、それ以上とも言える。
室伏は野球素人のアーム式投法でもその場にいた野球選手を驚かせる速球をみせた。
野球経験者の村上はプロのピッチャーが投げるのと変わらないスピードボールを披露した。
足は、陸上選手が明らかに速い。
ベースランニングの技術と言うが、基本的な走力が高い方が、そんな技術よりも戦力になる。
スタートのタイミング、状況判断、ストップの判断を経験により勘を身に着ければ
走力を持っている方が重宝される。
テレビ番組の企画でベースランニングをした世界最速の胴長短足マイケル・ジョンソンは、ストライドが大きく、
あっという間にダイヤモンドを駆け抜けるという感じでかっこよく、速かった。
以前には、代走専門で陸上選手がプロ野球選手になったこともあった。
パワーは外国人選手が圧倒的であり、体のでかさと筋力がものを言う。
このように、それぞれ特徴を持つアスリートが部分的な能力では秀でている場合がある。
だが、そのストロングポイントだけでは、ゲームには勝てないことになる。
それが、スポーツの、野球の仕組みであり、ルールなわけだ。
日本が世界に勝てる理由もここにある。
明日へ続けよう。
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