レベルが下がるほど脚が有効ということを記し、
大別される4つの凡打について記した。
これらのことから、プロの野球を真似てはだめということが言える。
プロの技術や戦術を参考にすることはいいが、同じ技術や戦術を踏襲してはダメなのだ。
例えばホームラン。
遠くへ飛ばす技術をプロが紹介するが、大前提として、それを可能にする体力が
あるのかということの方が大事であり、
さらに、試合の中でホームランが生まれるのは、相手バッテリーが打線の並びを
気にしたり、ランナーを気にしたりという展開があって生まれる。
そしてヒットを打つ3割よりホームランの確率は低い。
結果を打ったか打たないかで判断しては見誤る。いいピッチャーになれば打てない。
ホームランは力量の甘いピッチャーか、失投で生まれるのだ。
成功体験をいつまでも大事にしていても好結果は持続しない。
脚が武器になることは先日のプレミア12でも浸透した。
周東。自チームでレギュラーでもない選手が日本代表だ。
走るためだけに呼ばれた。
終盤、周東が登場するだけで一気に球場が盛り上がった。
周東という切り札を使う時は、ベンチのこの回勝負という意思がはっきりわかる。
さあ、走ってくれ、と期待を込めて全員が見つめ、その通り走る。
さらに盛り上がる。
野球中継が終わる時間に長嶋の打席が回ってきそうだと、スポンサーが厚意を示し、
長嶋まで放送したように。
ところで周東は走るためだけに出てくるのに、
なぜ、ヘルメットの耳あてが右についているものをかぶり出てくるのだろう。
鈴木もそうだった。
キャッチャーからの送球は常に左から来るので、左の耳を保護した方がいいだろうし、
外野からの返球の方が当たる可能性があるからとしても、その送球は威力が劣る。
左打ちだから自分用はそれしかないからだろうけど。
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