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ツーシーム系とカット系 カーブの軌道と縦のスライダー チェンジアップはまだ来ない 腕を振って遅い球 それが来るのが分かっていれば怖くない変化球なんて 今週のダイジェスト

2021-9-27 その軌道は? ツーシーム系とカット系

その軌道(変化)が外に動いて行っているのか、内なのか、落ちているのか、ではっきりとこのボールだと言うのではなく、ツーシーム系とかカット系とするのだ。そしてその変化球の名前は本人が言えば、そうなる。山崎のツーシームはフォークのような握りだが、本人がツーシームというのでツーシームだし、田中はスプリットと言うから、フォークと言う人がいない。

2021-9-28 カーブの軌道と縦のスライダー

カーブは軌道が大きい曲線を描くものだが、松井のスライダーは大きく弧を描くことからカーブのようだ。岩瀬の真っ直ぐは勝手に打者の近くでスライドしていくのでマッスラとも呼ばれた。また、縦のスライダーというのもあり、本来スライダーはその名の通り真っ直ぐのような軌道で滑っていくからスライダーだったのだが、握りや縫い目の掛け方でスライダーと似た回転をしながら縦に斜めに変化していく球が存在し、それを縦のスライダーと言った。松坂やダルビッシュが得意とする球だが、スライダーとは横に変化する球だから縦のスライダーなんてものはないという昔の野球人もいる。

2021-9-29 チェンジアップはまだ来ない バッティングには命のタイミングを外す

チェンジアップと言ってしまえばチェンジアップだ。だから効果で名付けた変化球なのだ。最近ではパームボールはなくなったが、指を立てて投げるチェンジアップは昔で言うパームボールと思っていいだろう。これらはタイミングを外す効果があるボールであるという共通点がある。つまり腕を振って遅い球が投げられればいい。回転や変化の仕方、握りは関係なく、相手が思っているよりボールが来ないで泳いでしまえば全てチェンジアップ効果として捉えられることになる。

2021-9-30 どんなにすごい変化球もわかっていれば怖くない

変化球は相手を惑わしたり、裏をかいたりするためにある。ファストボールを投げられない人はいない。その人が思いっきり投げて最もスピードが出る球だから、誰にでも投げられるわけだ。そのファストボール以外に曲げたり、落としたり、スピードを殺したりすることにより打者は迷ったり、予期しなかったりで打ち取られる。その球が来るとわかっていれば、迷わないのでたとえ打てないとしても怖さや不安はない。

2021-10-1 腕を振って遅い球 チェンジアップ効果

気持ちのこもった素晴らしいストレートでしたね、と言われる。気持ちがこもらず、同じストレートを投げられた方がいい。気持ちのこもっていないストレートの切れが良く速かったり、伸びていたらこれの方がいいのだ。気持ちのこもっていない棒球は打たれるだろうが、気持ちのこもった素晴らしいストレートより、気持ちがこもっていない素晴らしいストレートは打てないだろう。やる気のない投げ方で速い球が来たら打者は困惑する。

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