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大谷が投げるのも打つのも続けられる理由

前回からのつづきとなる。

大谷が兼任を続けているもうひとつ大きな理由とは。

そこが他の兼任をしなかったハイセンスピッチャーとは決定的に違うところだ。

2021-12-23 新庄のジレンマ

2021-12-24 新庄は常識外か 大谷は常識外か

 

大谷が投げるにも打つにも超一流だからだ。

一流だけでは続けない。

たとえば大谷が両方に一流であっても、ローテーションの一角を担う程度のピッチャーで

打撃は3割を打つか、打たないか、というような選手だったらどちらかに専任することになるだろう。

チームのエースになる実力があり、かつ中心を打つ実力があるから、どちらでも使われる。

さらに大谷はそこだけにとどまらず、投げるにも打つにも球史に残るほどの実力をもっているから

なおさらだ。

超一流ではなく、一流程度の兼任だと、今の大谷ほど話題を呼ばないから球団や球界にメリットが少ない。

 

どちらかに専念していたらもっと高いパフォーマンスになり、チームにとってメリットと考え

兼任を解く動きへとなるだろう。

それに対して世間も反応しない。

 

超一流だけに許されるのが兼任だ。

ところがこの超一流でもシース゛ンでどちらもフル稼働はできない。

休養や制限をもってやるしかない。

実際、大谷もそうしてきた。

 

出場試合を制限したり、走るのに加減したり、守備につくことはなかったり、登板間隔を

慎重に選んだり、といったところだ。

 

兼任を続ける限り、ピッチャーとしての最高パフォーマンス、打者としての最高パフォーマンス

にはたどりつけない。

それは自分にとって最高パフォーマンスでないとも言える。

またはチームにとってもっともいい選択ではない可能性は大いにある。

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