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2年後に最強のチームとなるよう目標設定をしたあるチーム 勝負の世界では同じ実力なら若い方を使うⅡ

スポーツの勝負の世界では同じ実力なら若い方を使う、という昨日からの話のつづきだ。

2021-2-4 勝負の世界では同じ実力なら若い方を使う

 

高校野球では下級生を使う。プロならば若い方を使う。

特にプロはエンターテインメントを含まなければいけないので、いつまでも同じ顔ぶれ、

まして実力が衰えてきているのに使い続けるという選択はない。

多少、実力が劣っているか、未熟であっても将来を期待して若い、新しい顔を使う。

将来、どう化けるかわからないし、新しい顔の新しいプレーはファンの期待を喚起させ、離さない効果も生む。

ロッテは昨年、安田を4番で使い続けた。

 

1年の秋から昨夏のレギュラー3年生が中心となるようチームづくりをしてきた相洋高校は、

約2年をかけたチームにより神奈川大会で東海大相模を追い詰めた。

チームは東海大相模に勝つという目標を掲げ、初の決勝進出で8回2死まで3点リードだった。

ピッチャーの代え所次第では勝っている試合だった。

東海大相模はセンバツが行われていたら優勝候補に挙がるほどのチームだ。

つまり、2020年の高校野球界の頂点を狙えるチームということ。

 

東海大相模のような全国レベルのチームは毎年レベルの高い選手が入ってくるので

その時実力が高い者から順番に使っていけばいいが、そうでないチームは目標によってチーム作りをする。

今回の相洋のように東海大相模をターゲットにするとか、ベスト8を目指すとか、甲子園出場を目指すとか。

その目標でチームづくりが変わり、東海大相模をターゲットにした相洋は目標成就にあと一歩ということろだった。

おそらく、相洋は昨年の夏の3年生が新入生として入部して来た時に、才能あふれる彼らを鍛え、

2年後に最強のチームとなるよう目標設定したのではないか。

そして東海大相模をターゲットとすることで、チームの能力を最大にしようとした。

つづく。

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