選手として一線を退く部員たちも戦力として見られなくなったわけではなく、むしろ
適所への配置でチームをより強くさせる戦力として力の発揮場所となる。
今いるチームの大会での成果のみならず、次代へつなげる新陳代謝は、母校野球部の底上げになり、
やがてOBとなった立場で後輩の活躍を見れば、裏方に回った部員にも大きな意義があることが
わかり、そして彼らの人生にもきっと好影響を与えることが多分にあるだろう。
野球部である以上、野球は勝負なので負けていいはずがない
高校野球は負けて学ぶことも多いし、それが人生ではあるが、勝利こそ優先されるものであり、
勝利を求めてチームをつくる。したがいチーム力最大化がチームにとっては最も好ましい。
全体での底上げよりトップを走る選手の実力をさらに突出することの方が勝負で見ればいい。
全体の底上げをはかると期限が決まっている、2年数か月というあまりにも短い期間、また
1年生入部から夏までを考えれば数か月。それが終わるとまた新チーム育成と
同じメンバーで戦うのは長くても1年だ。
チームを引っ張る立場の選手の実力が伸びるほど及ばない選手はチームのためにということを考えるかもしれない。
練習環境は先頭を行く選手たちに傾き、助けてくれる部員たちの為にも目先はライバルチームに向けられ、
そこに勝つために闘志を燃やす。
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