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野球の勝負をばくちと勘違いした采配

日本シリーズの勝負の大きな分かれ目として、戦時中に記したこの内容。

2022-10-28 吉田のサヨナラホームランの伏線 日本シリーズ第5戦

 

マクガフは自身のエラーで同点に追いつかれ、ホームランが出る可能性が一番高い打者に周り、

右対左の悪条件。

勝ちたいのなら、ピッチャーは代えなければいけない場面だったのだ。

左を充てなければ、ほとんどばくちといっていい続投だ。

 

代えないのならキャッチャーがフォアボールでもいいからボール球を多く混ぜる。

サヨナラのランナーをスコアリングポジションにするのがいやでもまともな勝負はできない。

 

これは決して結果論ではない。

勝つために最善を尽くしたか、こだわったか、ということだ。

 

シーズンで勝ちパターンのピッチャーだから代えられなかったか、あるいは優勝に貢献してくれた

ピッチャーだから信頼が大きかった、ということになるのだが、第7戦ではベンチから外した。

2戦続けて失敗したから外す決断をした。

失敗したから本人にも外す理由を告げやすいからだ。

だが、これでは遅い。

 

失敗を受けてから手を打っていてはシリーズは終わっている。

ヤクルトはばくちに敗れた。

ばくちの前に最善策があったにもかかわらず、賭けに出た。

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