守りも攻めも同じ選手が両方やらなきゃいけない野球。
本当は守らせたくない選手もオーダーから外せない場合、守備につかなければいけない。
これのせいで野球は最高レベルが連続しない。
2022-11-14 超豪華な顔ぶれに潜む危うさ WBC日本代表
2022-11-13 最高選手ばかりを集める危うさ WBC日本代表
だからアメフトのように攻撃専門と守り専門を用意すれば常に高度なプレーが連続され、
ハイレベルの試合展開を楽しめる。
ピッチャーの最高レベルの球質を豪打で打ち返し、俊敏で強肩の守備網が突破を許さないという
スリリングなものだ。
野球は守備と攻撃では全く違う動作、作業だ。
投げる行為、捕る行為、打つ行為、走る行為と全然違う。
しかし、いわゆるハイセンスで能力の高い選手はすべてこなしてしまう。
オールラウンダーというやつだ。
その最高傑作はイチローということになろう。
野球はまったく違う行為にもかかわらず、選手交代は自由にできず、
出場選手が全てをこなさなければならない。
もともとこの仕組みで最高技術を連続させることに無理があるわけだ。
ヘタクソすぎるピッチャーのバッティングにはせめてまともな奴を打席に立たせようよ、
ということでDHというルールが生まれた。
現行ルールでの野球では偏った選手起用となってしまい、これによりマンネリした試合展開となり、
それがゆえ多様な選手の不世出、戦略の限界、娯楽としての停滞といったものを生み出していると言える。
プロとして常時、試合に出場するには攻撃力がないとならない現状があるからだ。