毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

フォースボークの低い成功確率Ⅳ

フォースボークについての連載も今日で4回目となるが、昨日は仕掛ける方のタイミングがばっちりでも

成功はしないということを最後に記した。

守る側が普通にプレーすれば防げるのだ。

フォースボークは守る側に慌ててもらわないと成功しないというプレーなのだ。

2023-7-26 フォースボークの低い成功確率

2023-7-27 フォースボークの低い成功確率Ⅱ

2023-8-1 フォースボークの低い成功確率Ⅲ

 

一、三塁になった時点で、しかも自軍のピッチャーが左ならフォースボークがあり得ると全員で確認する。

特にピッチャーに全員で確認する。

野手がピッチャーに、打者だけじゃないぞ、一、三塁だからな、連携するぞ、と。

 

フォースボークが頭にあれば、一塁ランナーの動きにプレートを外した後、

まず三塁ランナーを見ればいいだけとなる。

そこで三塁ランナーが突っ込んでいれば、あわてずとも間に合う。

突っ込んでいなければ、それからでも一塁ランナーを殺しに行けばいい。

横浜高校の杉山はしっかりこのプレーをやったので慶應は失敗した。

 

仕掛ける方としては牽制球を投げてくれ、牽制球を投げなくても一塁ランナーに引きつけられてくれ、

という願いを込めて敢行する。

だが、守備側がハナから頭に入れていれば、普通にプレーをされ、フォースボークは成功しないのだ。

 

ランナーを動かすという事自体がまず成功確率の低さを覚悟する。

だから攻撃は3割しか成功しないとわかっているバッティングを優先させる。

 

ではランナーを動かすことの成功可能性の低さを深堀してみよう。

そうすればフォースボークなどしかける気にならなくなるだろう。

また、守る側はフォースボークなどアホらしい作戦とわかるだろう。

むしろ仕掛けてこい、と思うほどとなるだろう。

明日へ。

野球情報メールマガジン

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP