フォースボークについての連載も今日で4回目となるが、昨日は仕掛ける方のタイミングがばっちりでも
成功はしないということを最後に記した。
守る側が普通にプレーすれば防げるのだ。
フォースボークは守る側に慌ててもらわないと成功しないというプレーなのだ。
一、三塁になった時点で、しかも自軍のピッチャーが左ならフォースボークがあり得ると全員で確認する。
特にピッチャーに全員で確認する。
野手がピッチャーに、打者だけじゃないぞ、一、三塁だからな、連携するぞ、と。
フォースボークが頭にあれば、一塁ランナーの動きにプレートを外した後、
まず三塁ランナーを見ればいいだけとなる。
そこで三塁ランナーが突っ込んでいれば、あわてずとも間に合う。
突っ込んでいなければ、それからでも一塁ランナーを殺しに行けばいい。
横浜高校の杉山はしっかりこのプレーをやったので慶應は失敗した。
仕掛ける方としては牽制球を投げてくれ、牽制球を投げなくても一塁ランナーに引きつけられてくれ、
という願いを込めて敢行する。
だが、守備側がハナから頭に入れていれば、普通にプレーをされ、フォースボークは成功しないのだ。
ランナーを動かすという事自体がまず成功確率の低さを覚悟する。
だから攻撃は3割しか成功しないとわかっているバッティングを優先させる。
ではランナーを動かすことの成功可能性の低さを深堀してみよう。
そうすればフォースボークなどしかける気にならなくなるだろう。
また、守る側はフォースボークなどアホらしい作戦とわかるだろう。
むしろ仕掛けてこい、と思うほどとなるだろう。
明日へ。