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98回高校野球 印象に残る選手たち 関東より

今夏の高校野球で印象に残った選手を挙げていたが、前回は東京の選手だけで終わってしまった。

その内容はコチラ 2016-8-26

この場では東京、神奈川、埼玉、そして甲子園を観てきた。

神奈川で目についた選手を紹介しよう。

 

昨年から注目していた桐光学園、中川。

昨年は3番をつけて、好投していた。今夏はエースで4番の大黒柱として横浜戦では初回に

逆転のホームランをレフトスタンドに放った。

その横浜戦では中川がどんなピッチングをしてくれるかととても楽しみにしていた。

ところが、中川は先発回避、初回の2点を含め点差を離され、格上に追いかける展開とした。

チームにどんな事情があるのか知らない、中川に長いイニングを投げさせたくないのかもしれない。

しかし、観ている方としては、中川に投げさせなければ勝ち目がないので早く、早くという気持ちだった。

 

厚木北・金田。

厚木北は4回戦桐光学園とぶつかり、

4回戦にもかかわらず何気にドラフト候補同士のピッチャー対決だった。

金田は、球威があり、これから楽しみなピッチャーだが、

途中から登板の中川が1安打しか許さず、桐光学園が貫禄を見せシャットアウトで5回戦へ。

厚木北は県立だが、チームそのものも力があった。

もう少し先まで見たいチームだし、見たいピッチャーだった。

 

桐光学園は1,2番に足の速い打者を並べ、去年1年生で注目した渡部が

2年生になり、2番打者としてつなぎを意識していた。渡部は足が速く、球際に強い。

体が小さいが、センスの良さを感じさせる。

足が速く1年生の時からすでに試合の展開を考えてプレーしているようだった。

中日の大島のような選手。

 

茅ヶ崎高校・渡部。

1,3塁で1塁牽制の間にホーム生還という光るプレーを見せる。

スキをついたというより次のプレーを予想し、相手の動きを見逃さない集中した最高のプレー。

しかもリードされている状況でとても勇気のいるプレー。

 

なんか日本ウエルネスの渡辺といい、ワタナベが多いな。

 

慶應の1年生1番打者・下山。

守備、打撃ともセンスの高い選手。今後の神奈川を代表する選手になるだろう。

 

横浜隼人は、近年神奈川で台頭してきた勢力で130人以上の部員を抱える大所帯だ。

優勝候補に毎年あげられ、甲子園に出場経験があるが、

横浜、東海大相模という神奈川2強には並ぶ存在ではなかった。

今年のチームを見ていると全国に出ても良い勝負ができる戦力だと感じ、特に打線は重量だった。

 

 

埼玉では、BIG3にも数えられる花咲徳栄・高橋。

怪我で投げられない期間に下半身を強化し、もともと力感のないフォームだが、速い球が可能となった。

埼玉大会では別格の存在で、これは相当の大物と思ったが、甲子園ではさほど真っ直ぐも速くなく、

コントロールにも冴えが見られなかった。

また、その花咲徳栄の各打者はコンパクトな振りが目立った。

チームでそういう打ち方を目指していたのだろうか。

特に2年生4番西川は将来が楽しみな好打者。

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