過度のガッツポーズは挑発行為につながるということを昨日、記した。
野球は優勝した時、マウンドに集まり抱き合って喜ぶ。これは全世界共通のように思われる。
その時、負けたチームはどうだろう。その光景を眺めるのはいい気持ちはしない。
プロでは「目の前での胴上げだけは阻止する。」というセリフをよく聞く。
ただ、その光景を目に焼き付けようとする。喜べ、喜べ、どんどん喜べと。
気持ちよくは見ていられないが、俺達は敗者なんだ。今はとことん惨めを味わおう。
負けを胸にしまい、今に見てろよ。と奮い立たせる。
優勝した時くらいはとことん喜んだらいいだろう。挑発行為にはならない。
そこに参加した全てがこの瞬間のためにやってきたのだから。
金足農が甲子園でやっていた侍ポーズなるものを先日の国際戦では禁じた。
プロは、エンターテインメントを要求されるので、こういったポーズを採用する選手が多い。
松井稼が海外からもちこんだとされる「バーン!」。
ポーズをそろえて一致団結だとかなんとか。
前回のWBCでは外野陣が刀を抜くポーズを取り、侍ポーズとか言っていた。
一番年上の青木が一番幼稚だから他の外野陣はやらされ感がにじみ出ていた。
こんなものが世間受けすると考える浅薄さ。
イチローの、バットを投手方面に垂直に立て、肩のあたりに左手をやり、袖をまくりあげるあの仕草。
最初は打席に入ってのくせというか、リズムとりの、集中するための、ルーティーンだったが、
独自のポーズとしてファンに訴えるため徐々に大げさになった。
海外へ渡った初めの頃は挑発にとられかねないため、大げさにはせず、自粛していた。
その後、スターになったことで免罪符を得られ、大げさなポーズにした。
やらなくてもいい事で、無駄な事とも言える所作なのだ。
長嶋がわざとやったとされる空振りの際のヘルメット飛ばしは、プレーに付随するものだ。
サッカーはカズダンスからはじまり、ゆりかごなどが有名だ。
今では寸劇までやりだす。幼稚な連中だ。
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