昨日は、打高投低の傾向について触れ、ストライクゾーンを変えれば、すぐに
名投手をつくることができるということを記した。
2019-5-13 打高投低 ストライクゾーンが名投手をつくる作為
今は、ホームランを打たせようと球場を狭くし、打高を進めているので、
ストップはかからないが、選手の大型化、道具の進化、球場の狭小により
野球がどんどん大雑把になれば、どこかで歯止めの動きが出てくる。
そこでは、ストライクゾーンに手を加えれば、簡単に投高へと流れを変えられる。
高卒ピッチャーがプロの世界で戸惑うことの一番と言えるほど大きな事が、
ストライクゾーンだ。
高校野球のピッチャーは、投げ損ないでもストライクと言ってくれるから楽になる。
ストライクゾーンに来た球をボールという主審はまずいない。
逆にボールゾーンをストライクと言う主審は一試合の中で数多い。
ピッチャーもキャッチャーも打者もベンチも観客でさえボールと思っているものを
主審だけがストライクと言う。
いや、主審もボールだと思っているのかもしれない。
高野連が広くとれと言っているからストライクコールしているのかも。
この広いストライクゾーンは、観ていて本当に不愉快だ。
逆にプロは厳しすぎる。
そこまで入れないといけないのなら本当に狭い。
そんな高校野球を通過してきたピッチャーは、
レベルの上がったプロの打者に打たれるというより
この狭くなったストライクゾーンのおかげで打たれる。
しかし、打つ行為は、技術があがっても7割失敗する。
レベルが上がっても打たれるとは限らないのだ。
打たれるのは、狭いストライクゾーンへ入れようとする神経、その心もちが
大きく影響する。
複雑なスポーツ、道具を多く使うスポーツほど、作為で名選手を作ることができる
好投手をつくるのは、作為でできる、簡単にできる。
伝家の宝刀ストライクゾーン変更。
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