昨日は、リクエストの成功率が3割程度ということを記した。
審判が判定を間違えると、恥ずかしかったり、ファンから非難の的になったりするのに比べ、
要求する側は失敗したところで、恥ずかしい思いはしないので、気楽だから、というところが、
反映されているのだろうか。
この成功率で見たら、プロの大勢の目で3割程度のところの微妙で難しいところを
審判は7割の力を持っているとも言える。
プロの仕事を果たしていると言えそうなところだが、判定ミスがひとつあると
目立ち、矢面に立たされる審判は、10割成功して当たり前の胃が痛くなる仕事だ。
ところで、このリクエスト制度。
制度自体は、判定に異議を唱えて、もう一度検証してくれという仕組みだ。
監督が審判にリプレー検証を要求するわけだが、
テレビの実況は「“リクエスト”が要求されました」と言うケースがよくある。
むしろ、こういうアナウンサーの方が多い印象だ。
しかし、この言い方はおかしい。
そもそもリクエストは要求という意味だ。
「リプレー検証が要求されました」とか、「リクエストです」とか、
「リクエストがなされました」とか、「リクエスト(制度)を活用です」でいいわけだ。
次回へ。
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