野球やサッカーなどチーム対チーム、テニスやバトミントンや柔道のように1対1で両者が
相手と交わりながら相手によって攻めと守りの戦略を練っていく競技が対戦型だ。
野球は相手が投げてきたボールに対してどう打つか。
サッカーは相手の動きに対してどう動くか。
柔道のように相手の仕掛けに対してどうするか。
相手の力に合わせたり、相手の出方によってこちらの戦法も変わったり、これを対戦型競技と言う。
だから対戦型のスポーツは失敗を誘う。
野球は、相手のスキをつくプレーをするし、サッカーは相手のいないところに走り込み、
バレーはフェイントを施し、テニスは相手が届かないところに打つ。
対戦型のスポーツは騙し合い、読み合い、スキをつく仕組みであり、そういう競技だから
相手の失敗を誘おうとしていい。
それが、正々堂々の勝負なのだ。
対戦型でないものは陸上や水泳のように自分のタイムをいかに速くするかとか、
ゴルフのように自分のスコアをいかに少なくまとめるかとかフィギュアや体操のように
他者の採点に委ねるというような自分のベストを発表する競技だ。
女子の500メートル優勝は黒人だった。
冬のスポーツで黒人は珍しいのだが、本気で黒人が取り組んだら席巻するだろう。
陸上など単純競技は日本人の骨格、体格では勝てない。
勝とうと思ってベストを尽くすことに意義がある。
また明日へ。
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