選手の実力を示す一つの言い方として、”通用する”、があった。
そして”戦力になる”という言い方。
戦力とは何を言うのか。
勝つための策略を計画した場合、その力を戦う素材とする、ということだろう。
そうなるとファームは戦力とは言わないだろう。
今の戦いには影響しない。未来への投資だ。
代打、代走、守備固めという役割は、確実に戦力だ。
特別な力で戦略の中のワンピースとなる。
そして誰かのバックアップである控えも戦力だ。
結果、試合に出なくても戦力なのだ。
宮本は引退すると決意した時、チームは川端をこれからの主力にしようとの意思があった。
あの時点で川端に負けているとは思わなかったけれど、チームの循環を意識して引退を決めた。
ところが、チームから慰留された。
しかし、宮本は一旦断った。
若手への見本といった理由で戦力として見ていないのなら引退する、と言ったそうだ。
しかしチームは優勝するためお前の力が必要と口説き、宮本はとどまった。
それは控えという表現になるはずだが、戦力だったのだ。
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