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東大に入学することは大変だが、神宮の舞台に立つのは易しい

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東大の野球部に40歳のルーキーピッチャーが誕生したそうだ。

大学野球は、年齢に制限はないということか。

一度どこかの六大学に入学して卒業後、あるいは中退して、また他の六大学へ入学して

両チームでプレーする経験も可能なのだろうか。

一昔前は、一旦社会人での陸上を経験している選手が箱根で走るため大学に入学していた。

 

六大学で神宮の舞台に立つことを目標とした場合、今回のような作戦も可能なわけだ。

だが、東大でないと難しい。

 

東大に入学することは大変だが、神宮の舞台に立つのは易しいということになる。

それも、実力差のある東大が今だに、他の5大学と一緒に野球をやらせてもらえているからだ。

他の5大学選手は相手にするのが面倒臭い。このピッチャーの相手もいやだったろう。

 

カズも50歳でまだやっている。プレーぶりはおっさんだ。

いつまでもやめないカズに対して以前、張本が”喝”をしたら世間の大きな反感を買った。

それを受けて本質をついているのは張本の方だとすぐにこの場に記した。

 

その中では次のように記した。

日本のメディアは、

なるべく美談に替えて万人受けさせようとすることと一過性の盛り上げを行うことで

庶民の関心を喚起させようとするだけのためにレジェンドという言い方をする。

 

トップレベルでなくなったスター選手が、高校生以下のプレーを見せているのでは、

客観視、大観ができていない人なんだと感じざるを得ない。いわゆる「痛い」としか映らないのだ。

 

勝負の世界であり、エンターテイメントの世界においては、

生活のため、好きだからということを超越して全体における自分のポジションを冷静に判断することが、

その組織を、その世界を良くさせることなのだ。

高いポジションに就いた人ほど、大観する必要がある。

 

やりたいだけで今の地位に固執する人は、

冷静に自分の立場と周りの状況を判断する必要があるということ。

これを張本は言っている。

 

長くやることが、手本になるということは勝負の世界では絶対にありえない。

輝く瞬間は一瞬だ。と。

 

それらの連載はコチラ

2015-4-14 張本が糾弾されているようなので真理を説こう

2015-4-15 張本が糾弾されているようなので真理を説こうⅡ

2015-4-16 張本が糾弾されているようなので真理を説こうⅢ

2015-4-17 張本が糾弾されているようなので真理を説こうⅣ

 

「一生懸命やっている人に失礼」とか「努力しているのだから」というのが理由だったそうだ。

しかし、世の中のほとんどの人が一生懸命やって、一生懸命生きている。

 

たとえば、政治家か失政で我々の生活を脅かせたりしたら非難の嵐となる。

しかしそれも一生懸命やった結果だ。

先見できなかったり、能力がなかったりしたがためであり、

何もわざと悪くなるようにやることはないだろう。

 

阪神大震災の時、村山首相は現地に入った。

しかし、その対応の遅さと早急な引き上げに非難があがったと記憶している。

東日本大震災の時、菅首相も現地に入った。

今度は、その判断が非難され、首相自ら現地に行くことへ非難があがった。

 

村山にしても菅にしても、良いと思った行動をとったのだろう。

なにもわざと良くないことをしようとか手を抜こうと思ったわけではないはずだ。

しかし、吉とは出なかった。

状況の甘いのみこみや倫理観の欠如、大観できない器。全力を尽くした結果が失敗になった。

 

一生懸命やった政治家が失敗すれば後世に語り継がれるほどの大罪扱いとなり、

一生懸命やってカズが失敗しても”がんばれ”と応援し、勇気までもらえるそうだ。

 

観ている側の生活に直結する失敗は非難で大罪、

傍目で観ているだけなら、逆に応援してもらえるらしい。

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