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全ての生活を野球がうまく強くなることだけに費やす一流 文武両道の幻影Ⅲ

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先々週から木曜日連載としている高校野球における文武両道。

2017-5-11 全ての生活を野球がうまく強くなることだけに費やす一流 文武両道の幻影

 

2017-5-18 全ての生活を野球がうまく強くなることだけに費やす一流 文武両道の幻影Ⅱ

 

今の奨励されている文武両道はどっちつかずにしかならない。

その期間、なにか一つに懸命になった方が結果としも良いだろうし、人生の教訓も多いのでは。

 

今のプロ野球選手で高校時代、野球をやっていなかったという人はいないだろう。

そして高校時代に野球をやらずしてもプロになれたと思う人もいないはず。

 

勉強はせずとも同じ知識は大学に行かなくとも身に着けることは可能だ。

しかし、高校時代に野球をやらずしてその道のプロへの扉は開かない。

 

いわゆる勉強をすることの理由の多くは就職にある。

知への欲求や人格の形成、修養のために勉学に勤しむ人は少ない。

これらのために、あるいはこれらを欲して勉強しようと思うのは大人になってからだ。

 

そして就職のための勉強だが、

勉強して知識を得たり、学力が上がったりしたがために就職ができたわけではない。

就職先はその大学名などを参考にして

この人は、それだけの知識を得られている人、

提示された問題を解く能力がある人、

それに対して頭脳をもって解決してきた過去がある人という判断をして合格の判を押す。

 

就職は大学の名前で入れたという事実はあるが、

勉強したから入れて、その勉強のおかげで立身出世したり、成果が出ていると思う人は

そんなにいないのではないだろうか。

行かずとも同じ成果は可能だったと思う人がきっと多いだろう。

 

医者やエンジニアなど専門職は学んだことを生かす仕事だが、

そういう人たちも高校まではそんな専門のことはしない。

 

もちろんベースの勉強は絶対必要だ。

算数や国語を知り、自然科学への興味は

生きる上で必要であるのと同時に、学ばなければ仕事にならない。

だが、事業家が必ずしもトップの学力があるとは限らないし、

良い大学の優秀な成績だったとも限らない。

学生時代に学んだこととは程遠いことをして立身した人も多いことだろう。

 

だが、野球で立身しようと思えば、野球を続けてこなければならない。

そして打ち込んで、苦しいことも必ず誰もが経験する。

文武両道は野球発展を阻害する考えと言えなくもない。

次週へ続く。

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