野球に精通していなくとも、身体能力に優れた海外の人を鍛え、
ものにしていくという取り組みが日本の球界でも行われているようだ。
ただ、この時も、連れてきてやってみろと、
いきなりプロの一軍で通用することはできない。
本人の意思に基づく努力が必要だ。
その努力によっては、子供のころから野球ばかりやってきた日本の、それも
優秀な選手さえも上回っていくかもしれない。
短い期間でそれが可能なら天才だ。しかし、無から生み出したのではない。
相応の努力があってこそ。
2019-4-12 何もしないで、いきなりできちゃう天才などいない
天才は、天賦の才ではあるものの、自分が全く興味を持たない分野で、
それについて考えることもなく、人より優れた成果を残すことなどできない。
興味を持って取り組み、いつも考え、意識して、やり続けることで
特別な感覚を得ることができる。
そうして得た感覚が、凡人や先人には思いもよらないことなので天才と称する。
本人は天才などと、思っていない。
産まれたときから美貌に恵まれた美人も自分を美人だと意識して、行動してこその美人だ。
江本が言っていた、「江夏は天才ですよ。練習しないんだもん」も、
江夏が子供の頃から続けてきたピッチャーという分野でのものだ。
積み重ねたものがあるから、あるレベルまで来た時、傍目に練習していないのに
できちゃっているように見えても、優れた結果が残る。
つまり、天才とは、誰も気づかなかった発想を持って、新たな技術や方法を見出し、
さらにそれまでの事実、成果、成績を圧倒するような実績を残した人と言えそうだ。
そして、興味をもった事象に熱意を持って取り組み、積み重ねていくこと。
その先に、情報なしで、新たな発見をできる人が真の天才だ。
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