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できていることを繰り返す練習 時間ばかりが過ぎて行く

努力は裏切らない、練習は裏切らない、などということを妄信する。

妄信でなくともたった一度の成功を証拠として信じる。

その中での成功の時は印象に残るから、きっとこれが正しいものだと、またその

不当の一回を求めたがる。

思う通りの成果でないことの方が圧倒的に多い。

2023-1-19 楽して勝っても意味がない 涙を知らない奴に明日はない

2023-1-24 たった一度の成功をいつまでも信じる練習

 

野球で実力をあげるには、あるいは目上の相手に勝つためには、情報、経験、体力だ。

練習量では断じてない。

その練習量が全て適切なら練習量に比例して実力が伸びるが、その適切で最善の方法を誰も知らない。

 

知らないからこそ、量に頼ってしまうとも言える。

やって成果が出れば正しいと思うし、やって成果が出なければ努力が足りない、と思ってしまい、

やらないで失敗すれば、やらなければ不安だから。

 

そして、同じことを繰り返しても実力は上がっていくまい。

同じように毎日ノックを受けていても、ここぞ、という場面でのファインプレーには結びつかない。

 

自転車は一度乗り方を覚えれば、しばらく乗っていなくてもすぐに乗り方を思い出す。

九九は小学校時代に覚えたら、毎日繰り返していないのにいつでも言える。

加減乗除をいつまでも復習する人はいない。

基本や要領がわかってしまえば解いたことのない桁数の加減乗除でもいつでも計算できる。

 

基本が大事だと判を押したように、謙虚、ひたむき、きれいなことを奨励する高校野球では

できていることを毎日のように繰り返しがち。

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