毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

名門の腹立たしい敗戦Ⅲ

前回は、エースの温存敗退ということを記した。

前田を温存して敗れたPLは、当然の采配の範疇ではある。

2020-6-11 名門の腹立たしい敗戦

2020-6-12 名門の腹立たしい敗戦Ⅱ

 

ただ、この監督の采配によると見られる試合は多い。投げる順番が違うだけで

試合の結果は変わっていただろうという試合がいくつもあるのだ。

ランナーを背負ってから一番良いピッチャーを出して失点するとか。

良いピッチャー順に繋いでいたら、勝っていただろうなという感想を持つ試合がいくつもある。

そして、最も多いのが、格下チームがファインプレーを起こし、格上チームがミスをするというケース。

ミスとファインプレーがあるのがスポーツなのだが、格上が普段はないだろうと思われるような

エラーが出てしまったり、格下の繰り出す作戦がことごとく成功したり、というケースだ。

 

そして、敗けた方が腹立たしいケースに審判によることもある。

一試合を通じて、どうにも判定不利だという場面が目につく時。

2017年の夏の神奈川で桐蔭学園が敗けたゲーム。

握手拒否と話題になった試合なのだが、この試合はダイジェストで見た限りだが、

桐蔭学園不利の判定が目に付いた。

それに対する不満があり、俺たちは負けていない、と握手拒否につながったように思われる。

だが、格下チームはむしろ握手拒否くらいされた方が、勝った実感がある。

握手できないくらい、相手のプライドを逆立て、怒らせてやったという自負だ。

こういう自分たちのこれまでの鍛錬や実力とは関係なく、どうしようもない力、

いわば外部の力により、格下チームに敗けを宣告されるのは、はらわた煮えくりかえる思いだろう。

これは一生、飲み屋で言い続けるに違いない。

 

これらのように、自分たちより実力が下と思われるチームに敗けた時の悔しさや、怒りは

特にもっと上を目指してきたチームには絶望に陥れる。

足元をすくわれてしまったチーム。

こんなところで敗けるなど微塵も考えなかったチーム。

あの強豪チームとやることを目標としてきたチーム。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP