毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

高校野球では相手がいない大阪桐蔭 好ピッチャーはどっかにいないかい

センハ゛ツは大阪桐蔭が圧倒したわけだが、センバツ優勝を全国制覇とか日本一とは言わない、

ということを記してきた。

近江のエース山田は目標の日本一にあとひとつと言っていたが誤認となる。

まして近江は繰り上がり出場であり、地方大会で敗けていて本来出場できない立場だし。

 

新聞に記載がある場合でも、こういう場合のように選手や監督が言ったからという意味で

「日本一」とカギカッコをつけえて、これはこの人がそう表現したんですよ、

原文ママですよ、という意味をつけている。

 

2022-3-29 センバツ優勝は全国制覇ではなかった

2022-3-30 センバツは選抜されたチームの大会 夏はひとつも敗けられない全国大会

 

しかし、今大会の大阪桐蔭の他を圧倒する戦い、大阪大会から近畿大会、明治神宮大会を経て

センバツと、公式戦無敗の王道優勝は日本一と表現していいものだ。

昨夏、今日の決勝の相手近江に敗けて以来、公式戦無敗とはきっちりしたものだ。

 

山田が投げ続けられて、やっと勝負になるという一戦だ。

山田は降板のコメントとしてチームに迷惑をかけられない、とした。

これまでの連投やケガの影響があるからだ。

ただ、それもあるだろうが、4点獲られてもう勝てないと悟り、諦めての降板申し出

というように見えた。

めった打ちを食らう前にマウンドを降りると言う選択だ。

 

それにしてもよくもまあこれだけ大阪桐蔭に選手が集中するものだ。

全国から実力のある選手が皆、大阪桐蔭に来た、という印象を持つ。

ベスト4のチームでレギュラー選手を決めても全て大阪桐蔭の選手になりそうだ。

それどころか全国のすべてのチームの中でも誰一人として大阪桐蔭ではレギュラーになれないのでは、

と思わされる。

大阪桐蔭とその他のオール高校生でやっても、つまり大阪桐蔭以外の準オールジャパンVS大阪桐蔭でも

大阪桐蔭が勝つだろう。

となると、甲子園の試合より、紅白戦の方がレベルが高いとなりそうだ。

これは野球の技術を伸ばそうと大阪桐蔭に入ってきた選手たちにとって、

個々の技術を磨くにはどっちがいいのだろう。

他の強豪とやるのと自チームで刺激を受けるのとどちらがいいかということになる。

 

自チームで刺激を受けるということは毎日、高度な野球が体験できることになるから

そちらの方がいいように思われる。

つまり、高校野球という成長期で限られた時間で試合数も限られる中なら同じチームに

日本の頂点が集まった方が野球の力は伸びるだろう。

大阪桐蔭としては好ピッチャーの情報を仕入れてそのチームとだけ戦うということだ。

公式戦のくじで決まる相手ではほとんどが物足りない。

好ピッチャーが対戦する前に去ってしまったり、疲労残りで戦ったりではつまらない。

大学生を相手にしたい。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP