2016.5.9
このように、専門家は100分の1秒の争いを研究する。
それに対して盗塁は、そこまで研究されていないのではないか。
選手の勘とコーチの経験に頼ることが多く、科学的に3要素(スタート、走力、スライディング)を研究していないのではないか。
盗塁というゲームの局面を変える技術は、科学的に研究するべき分野
2016.5.10
盗塁の技術は3要素 それぞれを分析 もっともはやい盗塁法とは
一歩目が切りやすい構えを追究し、かつ、いつでも戻ることができることも加える。
はたまた、戻ることはリスクをかけてさほど重要視せずギャンブル的に一歩目を切りやすいことに重点を置くか。2塁へ意識を置くか、戻る方にするか。
ソフトバンク・本多はアンツーカーから完全に両足が出て意識は2塁に行く方に置いているそうだ。
2016.5.11
昔は、スライディングはケツで滑れとよく言われた。ケツで滑った方が、よく滑り、長い距離を稼げるから。
しかし、スライディング期間が長いと走行期間が短いことになり、減速期間が長くなることになる。
そしてケツで滑るには立った状態から座った状態にまで体を低くする作業がいる。
作業が多くなれば、時間がかかるわけだ。
ということは、ケツで滑るということは触塁するのをなるべく速くするという命題に反することになると言えることになる。
2016.5.12
昔、雲上人として高嶺の花として手の届かない憧れとして見ていた人が、人間くさい部分=俺と変わらないじゃんか。という部分が見えてしまうと、自分と同じ目線まで下りてきた気がして憧れが瓦解するのだ。
だから、野球選手は憧れのスターとして現実に相対する存在でなくていい。
幻想化され、大きな存在となっていく。
2016.5.13
肩の弱いレフトの選手が自分の実力をわきまえず、ダイレクト返球でランナー刺すという思考に至った結果が大けがになった。
自分を知っていれば、ダイレクト返球ではなくカットマンの頭に強い球の返球を選択する。
こうすればキャッチャーが刺せると判断したら、サードにノーカットホーム返球を指示。無理と思えばサードがカット。にできる。
ホームで刺せるかもしれないし、無理でも2進を許さない。
プレーの選択肢を多くもたせる。これによりキメの細かい野球をすることができる。その後の自チームの展開も広くさせる。