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強豪校がひしめき合った4日目甲子園 清宮不在 監督更迭 今週のダイジェスト

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2017-8-7 清宮のその精神性が飛躍につながることを願う

今まで一所懸命やってきたのにいきなり終わりを告げられるその人生最上級の虚脱感、脱力感は、その選手のこれからの糧になる。たった2年数か月の出来事なのに、この高校野球という共通の話題を同じ時間を過ごした人と話しても、そうでない違う世代の人と話しても、話題は尽きることなく一生語り合える。それだけ、濃い時間であり、人生に必ず影響を与える。財産となる。高校野球は、高校生活という限られた二度と戻らない時間の中で行われること。味方も相手も同世代の人間で行われること。考えも体も未熟だが、多くの時間をそこへつぎこむこと。大人の感覚も持ち合わせてきて、とても感受性が高く、吸収力のある時期に入魂すること。このような境遇は人生の中でこの時しかない。故に特別な連帯感が生まれるものなのだ。

 

2017-8-8 監督更迭 強豪、名門、伝統校の監督は大変

強豪、名門、伝統校の監督は大変だ。OBの目、地域の目、父母の目、学校からの目。特に伝統がある高校は、それを汚してはいけないのでプレッシャーがかかる。プロ野球選手を多く輩出し、その高校出身でなく、外部から来た監督のプレッシャーは、最も重いものとなる。OB、地域、父母、学校と、それぞれ協力するとは言え、勝敗の責任は監督にあり、監督の方針が気に入らなくても周りはそれを最も尊重しなければいけない。それで負けたら解任とか更迭となる。一方で、高校生の成長を間近に見られ、将来の日本の人材を育てるという、とてもやりがいのある仕事でもある。

 

2017-8-9 打者の心理 打つということは偶然

目をつむたって、止めたバットだってヒットになっちゃうんだ。タイミングはとれるとか、軌道は追える、見えると打席で感じるピッチャーからノーヒットでも、打者は、やられた感はない。たまたまヒットにならなかっただけよ。次は打てるから。悪くない。という感覚になる。つまり、力でねじ伏せられたかどうかが精神にダメージとなり、打席のプレッシャーや勝利への焦りへとなる。すげーピッチャーだと感じてしまったり、打つのは難しいと感じてしまう精神性が苦しくさせる。

 

2017-8-10 清宮は、高校野球をやっている時間はもったいなかった

公式戦はくじで対戦相手を決めることになる。これのために実力差がはっきりしていても対戦し、清宮はフリーバッティングのようにホームランを打ってきた。清宮ほどの将来、確実にプロへ行く選手は野球の実力を伸ばすことだけを考えれば、高校野球をやっている時間はもったいなかった。ただし、高校野球の技術より、そこで培った心の発達は、高校野球でしか得られないものがあり、それが技術の向上にも役立つという面もある。

 

2017-8-11 豪華4日目甲子園 横浜、興南、大阪桐蔭は春夏連覇経験 中京、広陵は古豪にして超名門 智辯和歌山だって超名門

増田は右手の押し込みを意識しているそうだ。それで飛距離を生み出す。ステップをクロスに踏み込み体重移動を利して飛ばす。根元に当たったり先に当たったりと芯を外す打席もよく目にするものの右中間に放り込んだり、レフトスタンド中段までもっていったりする。下半身がしっかりしていることも大きな武器だ。しかし、あれだけクロスに踏み込んでボールに向かっていくように体重移動すると上のレベルでの速いインコースには苦労するだろう。また、レベルが上がるキレのいい変化球にも苦労するはずだ。速い球に苦労すれば、外のキレのいい変化球にも手が出てしまうから。しかし、多くの打者が、いやほとんどの打者が、この壁にはぶつかる。一流になるかはそこをどう突き抜ける方法を見出すかだ。

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