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センバツ苦渋 上から下に動かすグラブ 胸に投げる悪送球 野球センス 1人1殺 今週のダイジェスト

2020-3-9 センバツ無観客

ここまで世間を震撼させているのは、第一に新型だからということだろう。今までにないウィルスだから、どんな症状でどれだけの脅威があるか未知のため、ピークを越えるまで、恐怖の妄想が大きくなっていく。また新型のウィルスが感染拡大と言われると、感染したら直らないのでは、という錯覚に陥る。未知の病気に襲われたら直ることなく、死ぬという意識が内奥し、恐怖から過敏になる。あまりに世間を揺るがしているから、何の手立てもせずに開催という判断はできないのだろう。通常通り開催して、感染、発症ということになったら、世間の非難から免れない。そして、規制をしておけば、感染はないのだから、その時点で無罪となる。やらなかった罪は証明されない。やって出た場合のリスクが怖い。

 

2020-3-10 下から上からFromキャッチャー

ショートバウンドの時は上から下への動きで捕りに行くことが技術。下から上では、盗塁を刺せない可能性が出てくるので、一か八かの動きでアウトにしに行くのだ。捕れずに、外野に球が抜けて行くかもしれないが、そこはフォローとカバーでバックアップする。アウトにするにはそういう賭けも必要だ。グラブの動きとしては、捕る位置より少し上にグラブを構えてそこから下へ動かしていく。捕る瞬間は下がりながらグラブに入ることになるのでその勢いでタッチに行けるという技術だ。

 

2020-3-11 今度は送球の話

ギリギリのタイミングというのはショートバウンドで投げていい。少し伸びれば、ベースの上という絶好球になるし、ハーフバウンドでは地面に設置してからベースカバーの野手が捕るまでバウンドしてからの減速が激しくなってしまう。だからベースにぶつけるくらいの気持ちで投げる。結果ショートバウンドになったら、捕る側が技術を発揮してうまくタッチする。これがチームプレーだ。

 

2020-3-12 プロは自分の感覚に従う 余計な口出しには耳を貸さない

プロに限らず、高校野球や大学野球でもそれぞれの感性があるので一方向にばかり押し付けるのはいいことは少ない。気づいていないことをアドバイスすることは有効となろうが、本人がしっくりこない、納得がいまいちできないようなことは強制してもいいことは少ないだろう。ただ、アマチュアは感性が万別であり、たいがいがたいしたことがない。誤った感覚で無駄な練習を続けていることは多く、そこは強制してあげた方がよいことがあり、難しいところだ。そして、高校野球には教育の一面があり、大学野球にも封建の慣習がある。

 

2020-3-13 27個のアウトをどうとるか 完投、クオリティスタート、セットアップ、クローザーにこだわらない

松井キラーとして登場したのが遠山だった。左のサイドハンドからの球筋が左打者の松井には見にくい。そして、遠山は松井にかぎらず、勝負どころの対左打者に重宝された。左打者相手に登板し、その後またその回に左打者に周るとされれば、一旦守りについて再び登板ということがあった。この野村の采配を、野村本人は苦肉の策と言うが、相手の嫌がることをするのは常道だ。この遠山を一旦守らせてまた投げさせる采配は、全て成功しているという。左には左、右には右。だったらこればかりやればいい。できないのなら、出来る限りやるという方が、確率の高い戦法を選択するスポーツの真髄だ。

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