2020-5-25 試合数の変更、ダブルヘッダーで戦法が変わる
ピッチャーの場合は間隔が空いたら、もう投げられない。たとえ、1イニングだけのピッチャーも、それまでにブルペンで肩をつくり、仕事を終えて、気持ちが緩んだところに、数時間後、また肩をつくり、登板ということではベストピッチは難しくなる。だから、ダブルヘッダーの場合、初戦を取った場合、2試合目は、1試合目の後ろに登板したピッチャーから投げさせるという戦略もあり得るだろう。つまり、クローザーが先発することになる。そうすれば、間隔を出来るだけ少なくして投入するピッチャーも少なくできそうだ。または、ワンポイントやイニング限定のピッチャーを多く繋いでいく戦法もあるだろう。1試合目から短いイニングでつないでいく戦法だ。
2020-5-26 フォースは伸びて捕る タッチプレーは待って捕る この時間差
タッチプレーの送球は低ければ、ショートバウンドでも悪送球の部類には入らない。ギリギリのタイミングの時は、ショートバウンドでも悪送球とはならないのだ。タッチプレーの時はタッチという時間がかかる作業があるので、低い球を投げなければならない。ランナーの足がやって来るところにショートバウンドの送球は胸に投げるより好送球となり、ダイレクトの低い送球の次にベストの送球だ。フォースプレーなら高くても間に合うフォースプレーでは、受け手が伸びて捕る。つまりベースに足をつけたまま、前で捕ることができる。タッチプレーは、前で捕ることはできず、待って受け、さらにそこからタッチに行く。この時間の差は大きい。
2020-5-27 フォースは伸びて捕る タッチプレーは待って捕る この時間差Ⅱ
バウンドする球を捕球する際は、基本、下から上の動きをする。ゴロを捌く際、下から上というグラブの動きを誰もがする。だが、このタッチプレーのギリギリの時は、上から下か、右から左へ動かす。ギリギリのタイミングなのだから、アウトを獲得するために安全な方法をとっていてはダメなのだ。下から上の動きで捕ることはできてもアウトにできなきゃ意味がないのだから、ここは思い切って上から下か、右から左へ動かす。こうすることで、グラブの動きはランナーの足元へ近づいて行くことになり、捕りながらタッチの作業へと連動できるのだ。
だから、ホームランを打てる選手の前にはランナーがいる状況ができやすく、おぜん立てを整えてくれているという言い方ができる。しかし、戦略としては、打点を上げてくれる、つまり打つ確率が高いから前にランナーに出られる選手を置く、という当然の策略なわけだ。クリーンアップに座る打者はお膳だてではなく、その人を中心にどう周りを固めたら最も得点が多く入るか、を考えた戦法ということなのだ。
OにはNがNにはOがいたという運があった。王がいたから長嶋が映え、長嶋がいたから王のやり方が際立ったということが言える。両雄が同じチームになった運、そして、極端の存在感をもつ両雄が並び立った運。さらには、高度経済成長で娯楽とヒーローを渇望した背景に恵まれた運。
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