極めつけがマネージャーの紹介だ。家族構成まで紹介する。何人兄弟で何番目、親に野球歴があれば紹介し、この大会への抱負を紹介してくれるのだ。マネージャーの家族構成を発表するというのは笑わせられる。
フォースボークを仕掛けるには条件がいるとされる。まず、左ピッチャーの時。左ピッチャーがセットに入った時、三塁ランナーは背負う形になるので見にくい。逆に一塁ランナーは見やすいので一塁ランナーの動きにつられやすい。だから左ピッチャーの時に仕掛ける。次の条件は三塁ランナーが俊足ということ。フォースボークの目的は点を獲ることだから、三塁ランナーが生還しなければいけない。そのためには三塁ランナーは俊足であるとか、走塁センスがある選手がいることが条件となる。
一、三塁というケースは攻める方も守る方もいろいろ考える。その数ある作戦の中でフォースボークつまり、ホームスチールは一番成功確率が低いと言える。ホームスチールは警戒していない中で決まるものだが、一、三塁は警戒するわけでその中でフォースボークなど警戒されている状況下で敢行される。さらに一番確率を低くさせる理由は、守る側が普通にプレーすれば成功できないということだ。
今後は先発といえど、3回限定くらいで回す使い方も増えるだろう。クローザーの逆の発想だ。ゲームをつくる先発でなく、短いイニングを抑える先発。WBCのトーナメント戦や日本シリーズのあと1勝という時に使われる戦法で先発ピッチャーが最初から飛ばして、行けるところまで、という使い方。