ドラフトは野球ファンから最高の野球パフォーマンスを取り上げる可能性がある制度とも言えることになる。江川のような実力者のプロ入りを遅らせ、実力を削ぎ、ファンが最も見たい最高峰の野球選手の活躍を見せないという本末転倒のドラフト。公開で新人の働き場所を決めるという、人生の明らかなターニングポイントとなる催しであることから観る側は自分の人生と重ね合わせ、野球ファンのみならず世間も興味を持つことになり、矛盾を抱えながらドラマとして楽しんでしまう。
左ピッチャーに左打者を並べるオーダーは自ら難しい戦いを選択している。そして左打者が上位に連なる相手に右ピッチャーが先発する。相変わらずつまらない野球だ。こうなったら右打者に一発期待ということと2番手ピッチャーに切り替わるまで戸郷が離されないという戦い方になるが、先に戸郷が捕まり、右ピッチャーに代わってくれた2番手からも得点できなかった。この戦い方はダメという事だけは知らなければいけないところ、プロが気づかない。
2024-11-28 速く見せる技術 遅くはないと思い込ませる技術
腕を思い切り振って、遅い球は投げられる。ピッチャーが大事にすることの一つだ。腕を振って、遅い球を投げることで打者に速い球が来ると思わせて、タイミングをずらす方法だ。腕の振りが緩むと打者は速い球が来ないと直感し、タイミングを合わせてくる。つまり、腕を緩めて速い球は来ない、と打者はわかっているからだ。だから腕の振りを遅くして速い球を投げられれば最強だ。ところが、これができないから腕の振りの緩さは球の遅さと直感されてしまうわけだ。
2024-11-29 センス爆発の俊足コンビのもぎとり 再録
そもそも三盗自体が、源田へのメッセージだったかもしれないと思ったほどだ。セーフティやってよ、という。二死から周東ならワンヒットで還れるのに、わざわざ三盗などしなくとも、という気になるから。セーフになる確信があったから走り、キャッチャーの暴投を誘う、あるいはパスボールで突っ込むことを考えて走ったのだろうが、源田へのメッセージだとしたらかっこいい。源田もそのメッセージを受け取ったとして、やったのなら、いかにもプロらしいと思い、なおかっこいい。


