毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

肩、ひじの限界は壊れてはじめてわかる 華がなければあこがれない 挟殺プレーをよく失敗するプロ ジャイアントキリングを逃した寝屋川高校 今週のダイジェスト

無料メルマガ

2024-3-25 肩、ひじの限界は壊れてはじめてわかる

①佐々木が登板し、その後プロでも今のような活躍をしていれば、それは成功だ。しかし、その成功は佐々木が決勝で投げたからなり得たという理屈にはならない。現に投げなかった佐々木は今、活躍している。②佐々木が登板し、故障につながれば、それは失敗だ。③佐々木が登板せず、活躍したら、これが現実になったわけだが、それは投げさせなくてよかった、という一定の評価ができる。④佐々木が登板せず、故障したり、活躍できなかったりといったことなら、登板していたらなおさらもっと悪かったという評価が高まる。

2024-3-26 お前のバッティングなど割りばしでできる

金属バットの扱いは格段に良くなり、振り抜きが良くなった。今春のセンバツからは低反発バットが導入された。高校生の技術や体格の進展とともにバットの性能も良くなったので、バットの方に規制を入れた。ステロイドは体に悪影響を及ぼすため、これを服用しての体づくりは禁止されており、この服用が判明した、あるいは疑いのある選手の記録は認められないか、灰色となっている。しかし、ステロイドが健康食で、体づくりにとって容易に効果があらわれるものなら規制も入らなかったかもしれない。

2024-3-27 輝きを持つからスター 華がなければあこがれない

落合にスターという印象はない。長嶋を筆頭に王やイチロー、大谷といったスターには皆、憧れ、まねをする。そうなりたい、と思う。落合はすごいと思うが、なりたいとは思う人をあまり聞かないように思う。理由はふたつあると考えた。ひとつは

2024-3-28 頻繁には起こらない挟殺プレーをよく失敗するプロ

野球のセオリーは前のランナーを殺すことだ。それは失点に近いから。挟殺プレーにしても封殺プレーにしても前のランナーを先に殺すよう野手は動く。外野からの返球にもカットマンは前のランナーを先に行かさないようカットラインをつくることが基本だ。さて、挟殺プレーの話に戻るが、複数ランナーがいた場合は早く、挟んだランナーを殺したい。それはもう一人、ないしもう二人のランナーに進塁を許したくないからだ。場合によっては二人いっぺんに殺すプレーさえ、戦略として持っているチームもあるからだ。

2024-3-29 最大のジャイアントキリングを逃した寝屋川高校 再録

常勝のためにはお金が必要だが、一発勝負の高校野球で名門から金星をあげるには、必ずしもお金が必要ということではない。必要なのは、練習することと情熱を持つことは大前提として、さらに情報と経験と体格だ。ただ、高校野球は部活動であり、高校に通う本分は修学。だから、寝屋川高校のようなチーム作りが本来のあり方と言えるだろう。高校野球の王道とすべき理想のチーム作りは、全国から選手を集めることではない。だから、こういうチームが王者に一泡吹かすという図式が高校スポーツの醍醐味でもある。いくら環境の違うチームと言えど、同じ高校生。同じ時間だけ生きてきて、同じ高校生活の間だけで青春を燃やすという条件は同じだ。

野球情報メールマガジン

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP