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前橋育英と流経柏の凄すぎる決勝戦。高校サッカー離れした“戦術バトル”。
高校サッカー決勝は実に見ごたえがあった。
それを振り返るこの記事はおもしろい内容だ。
ところで、サッカーではキーパーはヒーローになれない。
ゴールの大きさは、サッカー創生から初期の段階でゲームとしておもしろくなうような大きさとして
考えられながら決められ、将来のサッカーの変化を考慮には入れずに勝手に決めたと解釈すれば、
キーパーからしたら大きすぎだとなる。
これがハンドボール、フットサル程度なら全部止められそうだ。
点を獲るフィールドプレーヤーは0-0の1点を決めれば、それまで20回失敗しようがヒーローだ。
外した瞬間も、残念がって、「ちょっと違ったな」といった表情をしてかっこつけても画になる。
対してキーパーは20回止めても1回決められて、それが決勝点ならどん底だ。
これが、スターになれない理由。
いつもスポットライトを浴びる映像にはキーパーは決められているシーンばかり。
これが、キーパーが止めるごとに相手の得点がマイナスになるというようなルールだったら
キーパー育成に力を入れることになる。
まあ、元々サッカーは足でやるスポーツだから、
手を使っていいキーパーには不利と辱めが最初から待っているともいえる。
今年のドラフトの目玉 大阪桐蔭・根尾昂を中日が捕手で獲得プラン
おもしろい発想だ。
大谷の起用法が受け入れられただけに、こういう柔軟な発想も抵抗がなくなった。
この記事内にある「捕手としてはとにかく肩が良いのが一番」というのはその通りで、
この場でもキャッチャーをやるにあたって必須の条件は肩という話をしたことがある。
それはコチラ⇒2015-3-2 唯一にして必須の条件は肩 2015-3-3 唯一にして必須の条件は肩Ⅱ
ただ、スター候補の根尾をそれまで経験のないキャッチャーとして育てることの勇気はあるだろうか。
チームの勝利にとって最高の選択ならば、キャッチャーとして育てるという決断をすべきだが、
一方でプロはファンに訴えなければならない。
キャッチャーとして育てきれない、あるいは素質に欠陥があった場合に遠回りすることになり、
ドラフト1位選手をそうしてしまった時の球界の損失というプレッシャーを負ってまで
この選択が果たしてできるか。
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