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球数制限問題Ⅲ

だいぶ前に球数制限について記した。

2019-3-19 球数制限問題

2019-3-20 球数制限問題Ⅱ

 

高校野球における球数は間違いなく、投げ過ぎであり、大問題ではある。

そこで今、優勢の球数制限導入だが、これを言い出す人が必ずと言っていいほど

言い添えることが、大人がルールを作って守ってやるというセリフ。

 

守ってやる?

否、守っていない。

 

それは大人が規制しているだけだ。大人の都合に合わせて、導入できるルールは

球数制限することくらいしかないから、そう言っている。

開催期間と開催場所が限られているから、球数を制限することで解決しようとして

いるのだ。

つまり開催期間というのは2週間かそこら、開催場所は甲子園ということ。

 

もうひとつ、付随して語られるのが、暑さ。

夏は暑さにより、疲弊して、連投するから暑さに問題があり、ナイター開催や

ドーム開催が話題に上る。

しかし、ヘトヘトになるのは暑さより、連戦による連投だ。

そこに暑さが加わるだけ。連投さえ回避できれば、暑くともベストピッチはできる。

 

そして、選手たちは夏にやりたがっている。

小さい頃、高校野球を観ずして、高校野球を志す人間はまずいまい。

暑い夏に、数々の胸躍らせた舞台で、自分も同じように青春を謳歌したいのだ。

野球を知らないコメンテーターが訳知り顔で大人が守ってやらなければいけませんね。などと

高校生から夏はやりたくないなどという発言を聞いたのか。

少なくとも、夏はやりたくないと本気で訴えている高校球児を知らない。

 

球児は、夏に甲子園で野球がやりたい。

だから、球数を制限するよりも、期間を長くして休みを多くすれば解決する。

明日へ。

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