だいぶ前に球数制限について記した。
高校野球における球数は間違いなく、投げ過ぎであり、大問題ではある。
そこで今、優勢の球数制限導入だが、これを言い出す人が必ずと言っていいほど
言い添えることが、大人がルールを作って守ってやるというセリフ。
守ってやる?
否、守っていない。
それは大人が規制しているだけだ。大人の都合に合わせて、導入できるルールは
球数制限することくらいしかないから、そう言っている。
開催期間と開催場所が限られているから、球数を制限することで解決しようとして
いるのだ。
つまり開催期間というのは2週間かそこら、開催場所は甲子園ということ。
もうひとつ、付随して語られるのが、暑さ。
夏は暑さにより、疲弊して、連投するから暑さに問題があり、ナイター開催や
ドーム開催が話題に上る。
しかし、ヘトヘトになるのは暑さより、連戦による連投だ。
そこに暑さが加わるだけ。連投さえ回避できれば、暑くともベストピッチはできる。
そして、選手たちは夏にやりたがっている。
小さい頃、高校野球を観ずして、高校野球を志す人間はまずいまい。
暑い夏に、数々の胸躍らせた舞台で、自分も同じように青春を謳歌したいのだ。
野球を知らないコメンテーターが訳知り顔で大人が守ってやらなければいけませんね。などと
高校生から夏はやりたくないなどという発言を聞いたのか。
少なくとも、夏はやりたくないと本気で訴えている高校球児を知らない。
球児は、夏に甲子園で野球がやりたい。
だから、球数を制限するよりも、期間を長くして休みを多くすれば解決する。
明日へ。
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