先週、2回に渡り記したあるチームの過去に起きた悲惨な出来事。
2020-2-7 俺達の時代のはずが・・・高校野球 出場辞退 対外試合禁止Ⅱ
秋に初戦で敗れながら、照準を夏へと向けることとなった。
1年の対外試合禁止から公式戦をたった1試合で終えてしまい、夏まではかなり時間がある。
それでも、尽くしてくれた先輩の分も甲子園出場を目指して一丸となり、見事栄冠を
勝ち取った。
優勝を決めると、真っ先にスタンドで応援する1年上の先輩へ向かったそうだ。
しかし、いくら甲子園を目指すべき動機があり、バネにするだけの処遇にあったとはいえ、
秋初戦から夏までモチベーションがもつものなのだろうか。
そして、甲子園を現実のものとしてとらえられるものなのだろうか。
普通は俺達にはちょっと無理と判断しがちなものだ。
一丸で目指したと記したが、中にはさすがに無理だろうなという意識を持っていた
選手もいたことだろう。
相手だって同じように甲子園を勝ち取るために、一心不乱の強豪が多くいる中でのことなのだから
その幸運が自分たちに舞い降りるとは想像しがたいものだ。
しかし、見事な復活劇を見せ、念願を成就させた。
共に甲子園出場をした一つ上の先輩と一つ下の後輩に挟まれ、対外試合禁止という
天地の不遇を受けた世代の人達は、後輩たちの大願成就に喜んだものの、
愚行の先輩との溝は埋まらず、長く過ごした。今もそれは埋まっていないかもしれない。
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