最後の最後、清原引退において見事な完結を見せ珠玉のドラマ
となった。
オリックスのシーズン最終戦、清原の引退試合となった相手はソフトバンクだった。
あの、ドラフトで裏切られ、プロ入り後は、なるべく会わないようにしていたという王が
監督のソフトバンクだ。
若い頃は王の後ろ姿にアカンベーをしていたとも聞く。
試合前に、清原へ花束を渡した王は
「来世、生まれ変わったら、同じチームで俺とホームラン競争をしような」
と声を掛けた。
同じチームで、と言っているところに、あのドラフトを王も気に掛けていたことがよくわかる。
そして、「俺とホームラン競争をしような」
これ以上の言葉はない。
王貞治でなければ言えない言葉であり、王貞治が言うから響き、王貞治だからこそ最高のひとこと。
しびれるなんてことばじゃ陳腐だ。
こうして、15歳から始まった清原の稀有な野球選手としてのドラマが完結することになったのだ。
ところで、巨人が桑田を1位指名した時、清原と親しい友人は「桑田をさがせー」と、
桑田に暴行を加えようとしていたそうだ。ホントかなー??
それを清原は「やめろ。俺は西部へ行く。」と言って止めたそう。
「西武」を「西部」と思っていた清原の西武に対する認識はその程度だった。
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