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さて、4年に1度の人類最大イベントも決勝を残すのみとなった。
ところで昨日から今日にかけての3位決定戦に注目する人、価値を見出す人はいようか。
どんな大会も3位決定戦はしらけるものだ。
オリンピックでは銅メダルに相当するので
ひとつのモチベーションを保てると思いきや、それでもしらけるもの。
ワールドカップでは準優勝でさえどこだったか忘れるくらいだ。
やはり勝負事は、勝者にのみ光が当たるからこそ勝利に情熱を燃やすのだ。
前回大会で、3位決定戦に臨んだオランダの監督がおもしろい発言をしていた。
それは、3位決定戦をやることでベスト4に進むほどの実力者が、
2連敗をして帰国するチームにおちいってしまうというものだ。
ベスト4まで進み、自国を大いに盛り上げたにもかかわらず、
イングランドは2連敗という形で帰国する。
サッカーの母国として国内は憤懣やるかたなし、となるだろう。
ベスト4まで進んだチームが連敗して帰国しなければいけなくなる。
せっかく世界の4強に名を連ねながら2連敗して帰国しては、選手たちも国内の人達も
惨めな気持ちになろう。
その悲劇に比べ、3位になったからといって、そのチームに栄光が差すこともない。
サッカーの得点チャンスはルーズボールだということがよくわかった。
野球の得点チャンスは何だろう。
脚の速いランナーを置いて、打率の高い打者が打席に立ったときだろうか。
ホームランバッターにホームランを期待するというのもあるが、
ホームランは数試合に1度で、博打に等しい。
プロは、ホームランを打てる打者がたくさんいるので、そういう打者を並べれば
得点の可能性が高くなろう。MLBはそういう戦術だ。
しかし、ホームランを打てる選手が少ない高校生の野球などはやはり、
脚の速い選手が多く、打率が高い選手が多い方が得点チャンスは多く生まれる。
だから、以前にイチロー9人のチームが一番強いと記した。
それはコチラ⇒2018-1-18 代打は控えが担うわけではないが、全盛時のイチローを代打要員という選択はない
2018-4-20 ここ40年の野球史におけるバネをもつアスリート4人
ルーズボールがチャンスというのは、
意図していないボールがたまたま攻撃選手の足元に転がってくる可能性があるからだ。
パスなら、守る方はそれぞれマークにつけ、シュートコースを防ぐ動きができる。
人が蹴ったパスが予想できない軌道を描き、マークについていない選手のところに伝わるなど
あり得ないからだ。
だが、たとえばシュートを打った球がディフェンダーに当たり、
誰も瞬時に反応できないコースへと転がれば、守備陣形を整えることなどできず、
そこに攻撃選手が立っていたら、誰も対応できない。
こうして、得点が生まれる。
ルーズボールは大チャンス。
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