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凡打とはⅣ

先週に引き続き凡打についての考察を。

 

先週の内容はコチラ

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

凡打とは

 

凡打とはⅡ

 

凡打とはⅢ

 

四つ目は打てる球を打ち損じというときだ。

これは狙い球だろうがそうでなかろうが体、頭、経験が打てると判断する。

 

そして「捉えた!」

と思ったところ、打球を見ると上に上がってしまったり、

ファールになったり、いい当たりなのに野手に捕られてしまったり、

というケース。ミスショットと呼ばれるものだ。

 

たとえば私の技術はプロのレベルには無い。

しかし、目(動体視力とか)はプロの一流並みにあるかもしれない。

 

目で捉えることができれば、

もしくはプロの投手の球を見続けて慣れれば、

「こんなの打てるわけがない」という感覚に陥らないのかもしれない。

 

これにプロの体格、スイングスピード、技術がそなわれば

打ち返せる。と思うのではないか。

 

私がどうやって打ったらいいのかわからないと思ったのは、

小学生のときまでさかのぼる。

 

私が小学生の時に有名なひとつ年上の右ピッチャーが投じる球が、

右打席に立つ私の背中からやってくるような感覚に陥ったのだ。

 

この時ばかりは経験のない球に対してどうしたらよいのかわからなかった。

結局その試合は6イニングの試合で14三振を奪われて敗れた。

 

それ以外で、

のちにプロになる投手、甲子園でもNO.1と言われた投手、

紙面を騒がせる投手と対峙したことがあるが、

どうしようもないと思わされることはなかった。

 

最後の夏、

甲子園に出たピッチャーに予選4回戦で当たったが打てないとは

思わなかったし、実際ヒットを放っている。

 

間近で有名なピッチャーを見ても、実際打席に立っても打てないと

思ったことはない。

つまり素人であっても

目がついていけばプロの球に脅威は感じないのではないか。ということだ。

 

そこでたとえば巨人・大田。

大器として巨人ドラフト1位で入団したものの、いまだに1軍定着も

ままならない。

 

体格もいい、スイングスピードも速い、長打力もある。なのに

大器の片りんは片りんのままだ。

 

フリーバッティングではガンガン飛ばすのに、

昨年のキャンプを視察すると試合で投げるピッチャーの球には、

揺さぶられたらついていけていなかった。

 

もうこうなると、技術の問題ではなく、目がついていけていないのでは

と思われる。

 

目でとらえ、脳に伝達する能力が劣っている、または、

目でとらえ、体が反応する能力が劣っているのではと考えられる。

(もしくは精神の問題か。読みができないか。)

 

 

つまり四つめの打ち損じとは

目が捉え、脳や体が打てると判断したものの

実際と捉えた感覚に差があり、凡打に終わるものと定義できそうだ。

 

これで四つに大別される凡打を考察しきった。

とうてい打てない球が来た。

ボール球に手を出してしまった。

狙い球とは別の球が来てしまった。

ミスショット。

の四つである。

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