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走塁によりホームを奪うという新戦略誕生元年

以前に一瞬のプロの攻防ということで

守る菊池の1流のプレー、

走力のある桑原のベースランニング

行くか戻るかぎりぎりで判断し、指示を出した上田。

3人がプロフェッショナルのプレーをした見ごたえのあるプレーというものを紹介した。

それは、2016年4月22日。

 

一方おなじ横浜ではこんなプレーがあったことも紹介した

「三走は送球予感し帰塁…DeNA 阪神・梅野の左足に封じられた重盗」

横浜ベンチは梅野にやられたという見方をしているようだが、

さほど高度なプレーをしたわけではない。と紹介した。

その内容は2016年4月17日

 

インコースに構えた梅野に投球はさらに打者よりの低めに来た。

自然、梅野は3塁側へ体を傾けることになり、その勢いで3塁側へステップした。

これに3塁ランナーの白崎が躊躇し、1塁ランナーも鈍足の

筒香だったために、2塁送球でアウトになったという形だ。

 

1,3塁のランナーがもう少しうまく、速い選手ならもっとうまくやれるプレーだった。

重盗をかまそうとした時の2人のランナーが走塁技術に乏しいがために

起きたプレーだ。

 

このプレーを生んだ原因をもっと言えば、

19打席ヒットのないロマックの打席でこのプレーをしたいのなら

筒香が1塁ランナーになりうるこの打線を組んだ監督の戦略ミスが

引き起こしたと言える。

 

コリジョンルールが誕生して以来、

このダブルスチールや3塁ランナーの本塁突入などの作戦を取り入れる傾向にある。

だが、日頃から練習しているのだろうか。

 

練習はしているのだろうが、ダブルスチールのような作戦では

打者、2人の走者と相手バッテリーなど状況は多岐にわたる。

本番で成功させるためには、色んな状況で味方同士、呼吸を合わせ

一瞬の判断を成功させなければならない。

 

1塁筒香、3塁白崎、打者ロマック、相手バッテリー阪神という状況を

想定していたのだろうか。

この状況でどのくらい成功確率があるか首脳陣はシミュレーション

していたのだろうか。

プロの戦術ならそのくらいまでデータ分析していいはずだ。

横浜は失敗した。

 

これを受けてチームで反復するのだろうか。

この作戦を敢行する際、勝算があったのか。博打なのか。神頼みなのか。

 

これからは重盗がどんどん増えるだろうから

プロの各球団がどれだけ高度な技術を見せられるか。

2人のランナーがどの面子でどういうケース、この2人ならこうするなど

プロらしい高度な戦術を見せてほしいと思う。

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