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ランナーを刺そうと思えば、送球は早く、強く、正確に 続編

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野手が下から投げる場合は早さを求め、

上から投げる場合は強さを求めるのに使い分ける、ということを記した。

2024-1-29 ランナーを刺そうと思えば、送球は早く、強く、正確に

 

カットマンは外野からの返球には外野手の捕る位置と捕球態勢でどこまで追うかを決める。

態勢が悪ければ強い球が返ってこないので、外野手を追いかけて距離を縮めて送球を受けようとする。

 

逆に外野手が前に出ながら勢いに乗って捕球し返球できそうと思えば、

追いかけるのではなく、逆に引いて、球の勢いを生かそうとする。

カットマンはこの送球の強さの加減で、最も早く内野へ戻せるであろう場所をカットの位置と決める。

 

そして、送球の早く、強く、正確に、の中で一番大事なのは正確に、ということだ。

 

楽に間にあう場面では、遅く、弱くてもいい場合があり、むしろ早く、強くして

ミスをするより、遅く、弱くした方がいい場面があるが、正確に、ということだけは

どんな場面でも野手には求められる。

 

送球は受け手の手が届かないところに行くことだけはダメということ。

どんなに早く、強い球を投げようが、送球を受けられなければアウトにはできないからだ。

 

この時、難しいバウンドになろうと低い分には捕る可能性が残り、高くジャンプしてもダメという球は

その時点でチャンスは全くなくなることが基本となる。

 

低くてもベースから離れるような球でもダメだ。

正確に、は捕れる範囲に投げるということになる。

 

何も胸に投げる事すら最も良い送球ではなくなる。

フォースプレーなら力のある球を胸の高さに投げられれば、良い送球になるが、

タッチプレーは胸すらよくない場合がある。

 

タッチプレーの場合は胸辺りの送球ではタッチまでに時間がかかる。

胸への送球よりショートバウンドの方がタッチに早く、それは良い送球となり得る。

 

正確に投げるとは手の届かないところだとアウトの可能性がなくなるので、受け手の

手が届くところに投げるということ。

早く、強く、は正確な送球があってこそ生きる。

 

そして早く、強く、正確な送球でギリギリのタイミングをアウトにした場合はファインプレーとなるのだ。

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