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プロの野球はあくまでプロだからできることⅢ 武器になる脚

2日続けたこの話題。

2019-6-28 プロの野球はあくまでプロだからできること

2019-7-1 プロの野球はあくまでプロだからできることⅡ 大谷のマネをしてもうまくはいかない

プロはプロになるべく実力とセンスをもつ選手だけでチームが構成されている。

1人の実力者が失敗しても別の大物がカバーできる。レベルの高いチームメートを

頼りに、高度なシステムを選択することもできる。

 

未発達の少年や体が小さい人、技術に甘いレベルの野球では

プロの野球を参考にはしても、同じことをしてもうまくいかないことがある。

 

ここでもっとも武器になるのは何か。

脚だ。

 

走塁は、脚が速いだけではダメで、一歩目、状況判断が備わっていなければならない。

かといって当然、脚が遅くてはダメだ。

脚がある奴を9人揃えたチームは強い。

 

イチローが典型だ。

脚があるから警戒して野手は前に来る。

そうするとヒットゾーンが広がる。

脚がない強打者はジャストミートして間を抜かなければならない。

そして、たとえ10割ヒット打てたとしても、後ろの打者がしっかりつながっていかないと

脚がないので、還ってこられない。各駅停車というやつだ。

 

脚があれば、走塁を生かして、

少ないヒットで、あるいは短いヒットで、あるいはノーヒットで、得点が可能となってくる。

プロのチーム作りは、相手守備力が高いので、

脚だけでは得点していくことが難しいと判断し、強打者を優先する。

特にロングヒッターを好む。

 

ただ、イチローのようなハイスペック選手が9人並んだら、守る方は疲れるだろう。

高校生以下の技術が未熟な野球なら脚を9人そろえた方が強いチームになるはずだ。

 

脚があれば、当然、守備にも期待が持てる。

守備がうまいということは単に、グラブさばきだけでなく、

脚力が備わっていることをいう。

 

グラブさばきがうまいだけの選手のファインプレーは、

脚力がある守備範囲の広い選手が楽に追いついてしまう打球の可能性が大きい。

守備は鍛えればうまくなる。

そして10割成功が可能な分野だ。

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