オリンピックの投手起用の拙さから端を発し、ピッチャーの起用法について記している。
2021-8-18 ピッチャーは意志を伝え、打者は思いを委ねる
そして、最も大事にしなければいけないのは先頭打者だ。
先頭打者を切れば、大量失点の確率は極端に下がる。
逆に出してしまうと、大量失点の可能性が出てきて、そこで試合が決まってしまいかねない。
そして初回の入りが難しい。ここを0で抑えることが試合を作るために最重要。
だから先頭を大事にする投手起用について考えたらいい。
そして右には右、左には左だ。
1流の右対右より1.5流の左対左だ。
これからの野球にはセットアッパーや抑え、先発という概念も薄らぐだろう。
セ・リーグはピッチャーが打席に入るので、そこは二軍のピッチャーでもいいわけだ。
2死ランナーなしなら、右左にこだわらないとか。
こうして適所に多くのピッチャーを配置するという戦い方になる。
11日の阪神は2点差勝っていて、ガンケルを打席に立たせて7回の打席のその裏、続投させた。
先頭の右打者を抑えたところで降板し、左打者が出てくる場面で左に代わった。
7回のワンアウトをとるために、わざわざピッチャーを打席に立たせたわけだ。
アウト9個をとるための最善策をこう判断したのだ。
このように、いかに27個のアウトをとるかという発想にこれからの戦略は動いて行く。
同時に負け試合をつくり、そういう試合でいかに省エネするか。
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