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急ぐ 左ピッチャー養成

中日はキャッチャー以外は左打者が並ぶソフトバンク3連戦に全て右ピッチャーが先発した。

広島は阪神・青柳に対して9人左打者を並べた。

2023-6-1 左打者が並ぶのに右ピッチャーで首を絞める中日 右ピッチャーに左打者を並べた広島

2023-6-8 左打者が並ぶのに右ピッチャーで首を絞める中日 右ピッチャーに左打者を並べた広島Ⅱ

起用する監督はこのピッチャーへの対峙、打者への対峙の有利不利を知らないのだろうか。

WBC期間にもこのことについては何度も記してきた。

それでも世界一になった。

特にWBCなど7試合しかない中、15人のピッチャーを擁しているのに、わざわざこの采配で

今永が右打者にホームランを打たれ、ダルビッシュが左打者にホームランを打たれた。

どのチームも左ピッチャーをつくることが焦眉の急ということだ。

左打者を作ることはできるし、ただでさえどんどん増えているから、右ピッチャーに対峙できる。

左ピッチャーを容易につくることができないことがわかっているから、左打者になることをためらわない。

これは日本の野球制度が大きく影響している。

日本はプロになるまでは素人に、その育成を任せている。

地域の野球から高校野球、大学野球とプロが介在しない。

元プロ野球選手が教えることはあっても、それはたまたまであり、数はわずかだ。

地域の野球好きのおっちゃんが教え、高校野球と大学野球にいたっては学校だ。

プロの下部組織が圧倒して少なく、選手育成を学校に任せるという不思議な仕組みだ。

高校野球は野球の技術と戦術の発展を目的としていない。

それなのに日本のプロ野球選手のほとんどが高校野球経験者という不思議。

高度な野球を志すなら、プロが幼少期から左ピッチャーを養成する必要がある。

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