全ての選手がケガをする。しかし、なってみないとケアをしない。ケガをしないと酷使に気づかない。ケガを知って対処を知る。時すでに遅し。
野球では、プロの世界でも年齢で序列される。高卒でプロ入りして2,3年でレギュラーという実績があろうと、大卒のルーキーには「さん」付けで呼ぶ。それは野球はルートが確立されているから。芸事と違い、入団したときに0歳ではなく、プロ野球選手のほとんどが、というより全員が高校野球を経験し、ドラフトで指名され、入団するという経緯が一緒だからだ。プロに入った時にはすでに、野球の常識が身についているわけだ。しかも、プロになる人は、元々野球が上手な人にしか権利がない。芸事は、どんな素人でもなりたいと思えば、入門し、1円でもお金がもらえればプロだ。野球はプロになるのはほんの一握り。幼少の頃から野球に精通してくる連中が、プロになってくるので年齢で序列する。
2019-2-20 野球ではガッツポーズは侮辱行為 報復行為の対象
野球はガッツポーズされたら侮辱行為というよりむしろ、せいぜい喜んどけ、お前はこの程度のことで喜ぶ実力なんだな。それなら、次は目に物見せてやる。次はお返しだと意を決する。相手が成功しているのに、ガッツポーズもせず、淡々としていたら、その方が不気味であり、まだ、こいつの実力は計り知れなく、俺には一生、敵わない相手なのかもしれないと頭によぎり、意気消沈してしまう可能性がある。だから、喜んでもらった方が相手の情報を得られて、やられた側にとっては得なのだ。
2019-2-21 野球ではガッツポーズは侮辱行為 報復行為の対象Ⅱ
たとえば、凡打を放ったバッターの姿をピッチャーがずっと追い続ける。ピッチャーだけでなく、キャッチャーや野手も、打球から離れた位置にいる選手はバックアップやフォローに走りながらも、そのバッターの雰囲気を感じ取ろうとする。それは、アウトになり、そのプレーが完結した後も横眼で観察し、時にはベンチでどのような表情をしているかに至るまで情報として活用できる。
2019-2-22 野球ではガッツポーズは侮辱行為 報復行為の対象Ⅲ
スポーツは、ルールに則り、運動することによって主に勝敗を決するものを言うだろう。美や徳を含む人生と一体のものとして発展し、後に興業にまでなったのが相撲、柔道、剣道だ。スポーツとは一線を画すものでありながら、体を動かし、勝敗を決めるという行為がスポーツと同じ形態をとってしまっているので誤認する。メディアも他のスポーツと同じくくりで伝えるのでスポーツとなってしまった。今やスポーツの1種としての意識の方が高くなったことにより五輪種目ともなり、日本の武道は精神の部分が軽くなってしまった。何度言ってもやめない形式美に反する朝青龍と白鵬のモンゴル横綱はとても強いのに尊敬されないのはそのためだ。勝負が優先され、精神性が希薄であるスポーツとしての格闘技では倒した相手を罵倒することもよくあるし、倒れている相手にソッポを向いてガッツポーズで自分をアピールする。秋山は、ヌルヌル事件を起こし、公然の傷害事件となるべきの反則行為で桜庭を殴り続けた。
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