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ケガさえなければ・・、本来の調子にない、それが実力です

試合の中で見られる不運。

2020-12-2 運も勝負のうち 意図していないのにうまく行けばラッキー

2020-12-4 審判に握られた勝負の行方

 

そして、どうしても口にしがちな「ケガさえなければ・・」という言い方。

野球選手などケガをして当たり前だ。

アスリートはケガと紙一重のところでトレーニングをし、体力と技術を向上させ、ケガと隣り合わせで

試合に挑む。

五体満足でプレーしている選手の方が少ない。

デッドボールでケガをすることすらゲームの中で起きた一出来事だ。

 

名選手ほど体を酷使するのでケガをする。

高い実績を残した選手でも体にケガや不安を抱えながらプレーをしている。

ケガをしていない選手などいないのだから、ケガで満足できないプレーをすることは不運ではない。

それも実力だ。

ただ、ケガでも不慮の事故は不運と言える。

たとえば、事故に巻き込まれるといった不可抗力での事故だ。

桃田が海外で試合後のバスで遭遇した事故は不運だ。あの事故の傷は痛々しかった。

 

また、表現の仕方で、結果が出ない選手のことを「本来の調子にない。」とか「状態が上がって来ない」とか表現するが、

その現状がその選手の器だ。

不調はない。好調があるだけだ。

結果が出ないことは不調ではない。

 

好調というのはある。

何をしてもうまく行きそうな感覚がついて離れない時だ。

こんな時はバットを逆さに持っても打てそうなくらいに感じる。

 

結果が伴わなくても不調ではない。好調でも結果が伴わないことがある。

望む結果が得られないからといって、調子が悪いからではなく、その選手の実力ということ。

結果が良い時がその選手の「本来の姿」とは限らない。

むしろ失敗の方が多いのだから結果が出ないことの方が普通のこと。

しかも、相手のレベルが低いから良い結果が出ていただけかもしれない。

 

好調の時は、次に来る球がわかるとか、どこに打つのか予感がするとかいうことまである。

一方で、うまく行く予感がしないというときもある。

その時をなんか調子悪いなとつぶやいてしまうものだ。

だからと言って不調ではない。それが実力。

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