野球の他のスポーツとの違いについて続ける。
2023-6-29 ファールグラウンドと言いながらプレーがつづく
野球ではファールグラウンドでもボールデッドとならない場合がある。
つまり、ファールグラウンドも競技場内という事になる。
それなのに、他のスポーツとははっきり違う、あることが許されている。
競技場の中に物が置いてあるということだ。
ネクストバッターズサークルにはスプレーやロジン、おもり、マスコットバットなどが置いてある。
ファールグラウンドもインプレーとなる可能性がある野球なのに、そこに障害物が置かれているのだ。
プレーの妨げになるどころかケガの危険もあるのに許されている。
サッカーはフィールド外に飲み物が置いてあるが、これをピッチに置いているのと変わらない現象だ。
ゴルフはバンカーに砂ならしが置いてある。
これは人体を傷つけることはない。
プレーの障害になる可能性はあるので、野球で言うボールボーイのような、
ならす専門の人を配置しておけばいいが、紳士のスポーツとして自分でやれ、とするなら
外に置いていては体力も時間も使うのでバンカー内に置いておくのも仕方がなかろう。
ゴルフの場合は理屈に合うのだが、野球はそこになければいけないものではない。
バットの滑り止めなど、その前につけとけばいいだけだし、素振りも裏でやっておくとか、
そもそも次打者が必ずやらなければいけないものではない。
素振りのために物を置くなどプレーの邪魔になるのだから素振りそのものを禁止してもいいほどだ。
国際戦ではベンチ前でのピッチャーのキャッチボールは禁止されている。
打者の素振りよりピッチャーの肩づくりの方が時間を確保したいのに、それは禁止で
バッターの素振りが許されているのは変なしきたりだ。
ネクストバッターズサークルすらなくてもいい。
次打者はベンチの一番出やすいところで待機としておけばなんら問題ない。
ファールグラウンドとは言えそこもアウト、セーフの場であり、プレーが繰り広げられるのに
物が置いてあるなど、やはりいい加減なスポーツだ。