ソフトバンクがパ・リーグ優勝を決め、セ・リーグは巨人で間違いない。
開幕が遅れ、それでも試合数は120を確保しているので、当然優勝のタイミングは後ろにズレる。
セ・リーグの優勝は10月のうちに決まるか。
先週は32年前の優勝争いである10.19について記してきた。
2020-10-23 10.19有藤の抗議 仰木のもういいやろお前ら
制限時間が来て、勝ちがなくなった近鉄。
勝ちがなくなったということは優勝がなくなったということだ。
しかし、試合は続く。裏の守りにつかなければいけなかった。
これを最も虚しい守備と言われている。
それはそうだ、守るものが何もないのだから。
優勝がなくなった状態で敗けようが何しようがまったく関係なくなった。何を守るというのだ。
翌年またも西武との接戦となり、前年の悔しさを晴らして、パ・リーグ覇者となる。
昨年涙を飲んだダブルヘッダーをこの年は、ライバル西武を相手に今度は2試合ものにする。
語り草となったブライアントの4打数連続ホームランで。
ブライアントは通算6度の1試合3発の日本記録だ。
この時、リリーフに回って、打たれた渡辺はそれまでブライアントには打たれたことがなかった
インハイの真っ直ぐを投げ込んだのだが、この時に限って弾き返され、上段まで持って行かれた。
ブライアントはポール際に飛んだ打球に切れないようにフーフーしながら走っていた。
こうして、本拠地藤井寺で、優勝を決めた近鉄は巨人との日本シリーズへと進む。
近鉄3連勝で、これも語り草となった加藤のロッテより弱い発言が飛び出す。
しかし、加藤はロッテより弱いとは言っていない。
シース゛ンの方がよっぽどしんどかった。相手も強いですし。
と言ったのだ。これを新聞がその年最下位のロッテより弱いという表現にした。
ここから、巨人が4連勝となった。
7戦で先制ホームランの駒田は、加藤に向かってバカと発言した。
梨田が10.19で引退し、同い年の中畑がこの年で引退。
中畑は7戦でホームランを放ち、自分でも驚いたかのように万歳しながら感無量といった様子で
ダイヤモンドを周った。
ドーム初の日本シリーズでもあった。
ところで、この年のダブルヘッダーで適用されていた時間制限という制度。
野球における時間制限の意味を取り上げてみよう。
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