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張本、ダルビッシュが語った大谷起用の本質を振り返る

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ついに野球界からも大谷起用に提言してくる人が出てきたのがこの頃。

張本とダルビッシュだ。

 

3月22日もの。

『張本氏が大谷を斬る』

 

張本が言っていることは、持論ではなく、道理。

 

マスコミは金になる目が消えてしまうのでこういう声は封印してきた。

 

わかっているのに野球評論家と呼ばれる人たちは仕事が減るので夢があるなどとほざいてきた。

 

張本のようになんでも好きに言っていい身分でしかも、疎ましがられても、それが売りの重鎮しか

このことを言わないのだ。言えないのだ。

 

しかしこれが真理。

やっとメディアにのせて言う人物が出て来た。

 

大谷の成績が伸びなくなると、これに追随する人が出てくるだろう。

 

つづいて

2015年2月16日のもの。

 

『ダルビッシュによる大谷起用の本質 』

 

 

連日、大谷のキャンプ状況をメディアが伝えている。

 

大谷の自主トレの様子も映像で観たが、ものすごい打球を飛ばしていた。

 

低めの球でもセンターオーバーに軽くホームランにするのだ。

 

こんなの見せつけられると、打たせたくなる。

 

オフのテレビ番組の企画でダルビッシュと田中と工藤で談義するというものがあった。

 

ダルビッシュが本質をとらえていた。

 

「大谷が二刀流と騒がれるのも類稀な速球があったらこそ注目されるのだ」と。

 

そういうことなのだ。

 

これが大谷が中継ぎの投手だったり、かつNO.1の球も持っていなかったら注目されない。

注目されないから両方やるという発想にすらならない。

 

昔から、打撃のいい投手というのは多く存在した。

桑田なんか野手としての方が、適任だったと思われる。

 

しかし、両方やることはしなかった。

それは、できないことがわかっていたことと、大谷のように注目されるNO.1の速球がなかったからだ。

 

そしてダルビッシュは続けた。

「もし本人がメジャーでという気持ちがあるなら両方は無理だし、打者としてもまともな勝負は難しい。1番になることができる可能性があるのはピッチャー。日ハムは決断しなければならない。」

 

その通りだ。

 

あの打球を見せつけられたら、打たせたい気持ちになる。

だったら野手として打者として育てなければならないのだ。

 

両方やっていたら、結局、打席は制限されることになる。

そして、必ずぶつけられる。

 

両方やることは、肉体に相乗効果は生まないのだ。足を引っ張り合う。

 

そしてさらに翌日の

2015年2月17日も続けた。

 

『ダルビッシュによる大谷起用の本質Ⅱ 』
大谷は高校時代から背が高いことも一因してかダルビッシュの投げ方に似ていると思っていた。

 

すると、本人がそのように言っているようだ。

 

やはりそうだったのか。

ただ、最近の投げ方は小さくなってきているように思う。

 

昔は肩の可動域が広く、大きく投げる人がピッチャーらしくもてはやされたもの。

 

最近は、腕の振りが体より離れると、ボールに力なく、コントロールもつかないことから

最初から体の近くから腕を回す投げ方が多くみられるようになった。

 

ダルビッシュも、大谷もその傾向だ。

菊池も昨年のシーズンではそんな投げ方をしていた。

 

大谷も真似しているダルビッシュの投げ方で特徴なのが左手を前ではなく、横へ伸ばすフォームだ。

前と言うのはキャッチャーへ向かって伸ばし、横と言うのは右ピッチャーなら3塁の方へ伸ばすこと。

 

これは

体が開かないためにやり、ボールの出所を打者からわかりにくくさせ

タイミングがとりづらく、さらに球持ち(リリースが前になる)をよくさせる。

田中もこれをしている。

 

MLBのピッチャーはこの投げ方を古くから行っている。

 

吉井と伊良部が海外で活躍しているとき、

海外のピッチャーは皆、グローブをはめる手は、投げ終わるまで体の方へ引くことはしない。

と言っていた。

 

肩の開きをおさえ、リリースポイントを前にするためだ。

 

ダルビッシュの大谷評から脱線した。

 

 

脱線した話を元に戻そうと翌日も続けた。

2015年2月18日のものだ。

 

『ダルビッシュによる大谷起用の本質Ⅲ 』

一昨日からつづけるダルビッシュの大谷評だ。

 

ダルビッシュは、大谷にはNO.1になることができる可能性があるピッチャーを勧め、

日ハム球団は決断しなければいけないと言っている。

 

翻ってこの発言は、日本野球はその程度と言っているのと同じだ。

 

1番から9番まで失投が即ホームランの北米リーグと違い、

打線の核さえ気を付ければいい日本では、ピッチャーへの恐怖は雲泥の差がある。

 

日本がWBCで2連覇しようが、日本の野球が世界一などと誰も思わないのはこのせいだ。

 

サッカーは、ワールドカップ優勝チームがそのまま、その時代の世界一となるが、

野球は、こうならない。

 

この辺を考えると世界のリーグの再編成とWBC大会のあり方を考える必要がある。

 

その程度の日本野球だから投手と打者の兼用などを話題にされてしまうのだ。

 

他の選手はすごいすごい言っている場合ではない。

 

20歳そこらのこの間まで高校生だった若輩者になめられている場合ではないのだ。

 

打者で出てきたら、ぶつけてでも引きずり下ろそうとするくらいが勝負事だ。

 

大谷自身や日ハム球団は、

ぶつけられたとき、または打者として出場しているとき怪我でもしたらどうするのだろう。

 

日ハム球団や評論家と呼ばれる野球関係者もわかっているのだが、

日ハムは人気取りに、評論家は仕事が減るので煽っているのが現状。

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