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完全にセーフのタイミングでも走らなくて何ら問題ないケース

さて、連載はつづく。

2020-9-22 試合状況によって外野も後ろに逸らしてよい 突っ込め!

2020-9-24 最終回にすべき守り方

2020-9-25 一か八かと言えるダイレクト返球が許される場面

2020-9-30 プロのくせに目を疑う暴走の枠を超えた愚行

 

昨日、記した荒波の走塁に関連し、過去に目にした愚行を振り返る。

2016年の夏の甲子園で樟南が2度の暴走をしていたことは昨日記したわけだが、

その前年2015年鹿児島決勝でも、幕切れはこの暴走だった。

4点差の最終回、2点を返して盛り上がる展開の中、

その熱狂に浮かれ突っ込む必要のない3塁をオーバーランし、狭殺プレーでの終焉だった。

地方予選決勝という大舞台でもこんな幕切れだ。

 

2016年甲子園決勝の幕切れも北海の3塁タッチアウトだった。

6点差ある最終回の2死。投球がショートバウンドになると2塁ランナーが走り、

3塁タッチアウトで作新が全国制覇した。

たとえキャッチャーがこぼしたとしても走らなくていい。

完全にセーフのタイミングでも走らなくて何ら問題ないケースをわざわざ走っておしまい。

甲子園決勝の幕切れでもこんなものか。

 

もう、こんなのは上手い、下手以前のレベルだ。

1点とってもなんにも影響しない場面で、わざわざ必死に次の塁を狙い、挙句刺される。

日頃の練習が間違っていると言うしかなく、つらい練習をする前段階で把握しておくべきことだ。

幼少の頃からこういう場面に出くわすことは、きっとあるわけで、

その時に野球の仕組みを考えることを教えてやるしかない。

そういうことを考えられる能力がなければ、練習をしても技術の向上につながらない。

練習をなぜするのかという意識をもたなければ、きつい鍛錬も試合に生きる身にならない。

あの、春夏連覇をし、鍛えられた試合運びをみせる伝統校ですらこの愚行をしていた。

また、明日へ。

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