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プロは力を入れるところ以外は歩くから時間がかかる

ピッチクロックよりほかに試合時間を縮める方法をいくつか挙げてみよう。

それは余計だろうと思われるシーンのことだ。

2023-12-6 野球の醍醐味を減らすピッチクロック

2023-12-12 野球はつっ立っている時間と座っている時間ばかり

2023-12-13 いくらなんでも試合時間が短すぎる高校野球

 

一番はネクストバッターズサークルから打席に向かい、構えるまでだろう。

高校野球などは前の打者が打ち、走っている最中から次の打者は打席へ向かう。

プロはプレーが止まってから、一度はやったはずのスプレーシュッシュをまたバットに吹きかけ、

屈伸したり、スイングしたり、つま先をトントンしながら歩いて打席に向かい、

打席に入る前もスイングを2,3繰り返す。

 

プロは打者ごとのテーマ曲があるので、それをかけるのにさっさと打席へ入っては

その暇がなくなるのでプレーが止まり、音を流しはじめてから歩き出すようにしているのだろう。

だが、無駄だ。

時間短縮を叫びながらくだらないパフォーマンスを取り入れている。

 

次打者はランナーが還ってくるとき、クロスプレーになりそうだったらネクストバッターズサークルから

走って行き、バットを引けるようならどかし、ランナーにスライディングの指示を

しなければいけない。

 

この時は、自分のバットをネクストに放り出し、指示にホームベース付近へ走って行く。

すると、バットを置いてきているから当然、また戻らなければならない。

高校生は自分のバットを持って指示に走る。

 

こうして生還したランナーと話しながらネクストバッターズサークルへ戻って行き、

またスプレーを吹きかけることから始まるわけだ。

 

これを両チーム最低27回×2を繰り返していたら、その分の時間はどれだけのものになるのか。

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