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黒田引退のビッグニュースがあった今週のダイジェスト

2016.10.17見逃されがちなワンプレーが勝敗に影響を与える

だからワンバウンドで投げたキャッチャーが選択したプレーに大きな間違いはない。ところが、ショートはその送球を後ろに逸らしてしまった。これが大きなミスだった。日ハムのショート中島はタッチしに行ってしまった。内野手ならタイミングでアウトかセーフかはわかっている。刺せる可能性が低いこのタイミングで中島まで一か八かのキャッチングを選択し、ハーフバウンドで捕ってタッチしようとしてしまったのだ。このプレーの選択により、中島はキャッチできず、外野へ球は転がり、本多は労せず3塁へと到達した。間に合わないのだから止めなければいけない。これがベースの上に球が来ていれば、タッチの選択もあるかもしれないが、送球は逸れていた。これは中島のミスであり、ボーンヘッドだ。

 

 

2016.10.18見逃されがちなワンプレーが勝敗に影響を与えるⅡ

ひとつひとつのプレーが勝敗に影響する。ひとつのプレーが次のプレーの選択に影響を与える。この時は中島のプレーの選択が、バッテリーの攻めへ影響したかもしれない。また、大きなミスがその後のチームの戦略に影響をあたえる。中島のプレーは大きくは触れられないが、タイムリーエラーの戦犯級といえる。3塁までランナーが行ったことでピッチャーはがっくりくる。さっきまで1塁だったのがあっという間に3塁だ。このショックがピッチャーの心理に影響を与え、投球が変わってしまう。先の塁を献上し、1点が入ることで展開がかわり、採用する作戦が変わり、点差が開くことになる。そうなるともう打つ手が狭められ、確率の低い戦法をとらざるをえなくなり、敗戦へと向かうことになる。

 

 

2016.10.19緊急 かっこよすぎる黒田引退。

引退するにはこのタイミングが絶好だ。このタイミングを逃す手はない。スターの引き際は、美しさが大事だから。黒田が日本復帰する際に言ったイチローの言葉「どんなに周りが盛り上がっても、冷めたとしても、黒田は『黒田』でいるでしょう。僕には、それが『画(え)』として見える。これからも思いを胸にしまって淡々と自分の仕事をすると思う」黒田は黒田のままだった。

捕る側が捕りやすい位置でバウンドさせるとスピードの減速がはげしい。捕る側が捕りやすいバウンドとは、一度地面についてから、上に上がりきって落ちてくる球ということだ。弧を描くことになりスピードははげしく遅くなる。とすると、アウトにできない。だからこれを避けるためにショートバウンドで投げるのだ。ショートバウンドを投げようとするのではなく、捕りやすいバウンドでは減速するので、最も減速を少なくするためにショートバウンドでもかまわないという理屈だ。深い打球を処理し、送球するには力強い最高の送球はできない。その中で送球するにはショートバウンドでも仕方がないのだ

どんなに時間を費やしてもたいして差がつかないものであり、短時間で身についてしまうものなのだ。したがい、1年間振りまくっても、3か月で追いつくことが可能となる。高校生は、変な、精神教育に惑わされず、現実を理解することだ。高校生には、歯を食いしばって、練習に明け暮れ、時間を費やすよりも成長期にしか進歩が望めない身長を伸ばすという行為を怠らないことだ。それがすべての技術を高める基礎となり、成長も速く、体の成長こそ技術の成長だ。

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