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チェンジアップの見逃し三振の意味、大谷総括、野球は体力など今週のダイジェスト

2016.10.3振ったらまだ来ない。チェンジアップ

黒田の代名詞・フロントドアはその典型だ。最初の軌道は、左打者のインコースのボールゾーンを通りそこから打者近くになってベース盤を通るようにシュートさせる。もし、変化しなくともそのまま行けば、ボールなので相手に打たれることもない、インコースの見せ球になってもいいという考えだ。右打者のアウトコースへこのボールを投げても同じことが言える。その他、バックドアなど最初ボールゾーンを球が走り、そこからストライクゾーンに来る球は、打者はボールと判断して見逃すのだ。

 

 

2016.10.4 振ったらまだ来ない。チェンジアップⅡ

このように見逃し三振は、決め球を絞って、あとは知りませんとする決め打ちの場合、ボールの軌道からストライクコースに動く変化球の場合、ストライクの軌道だが、ボールになると思ったのにそのままストライクの場合、ストライクの軌道だが速くて手が出ない場合。この4つくらいが考えられる。しかし、ストライクからストライクのチェンジアップはこの4つのどれにも当てはまらないように思うのだが、実際、見逃し三振が存在する。

 

 

2016.10.5振ったらまだ来ない。チェンジアップⅢ

チェンジアップの名手の球はよく打者が「あのチェンジアップは2回空振りできる」なんて誇張表現する。ストレートと思って振りに行くが、球がまだ来ない。1度振ってもう一度構え直して振ってもまだ来ない。それだけ、ストレートのように見せることができる良い変化球という意味だ。このように、空振り三振は納得できる。なぜ見逃すのか。球は緩いのだから、手を出せるだろう。と思うのだ。

2016.10.6大谷の今年の活躍は。

兼任をしているとどちらも最高パフォーマンスは発揮できない。活躍そのものは他にまねできないものだが、チームの勝利、優勝に最善だったとは言い切れない。本人も結果に満足はしていないと思われる。そして、相手チームが遠慮してデッドボールになるような球を投げてこない。ストライクコースに投げてくれればあの身体能力なら軽くオーバーフェンスする。これを続けていたらどちらもベストパフォーマンスは無理ということだ。この場で何度も言ってきたが、野球はピッチャー1人で勝つことはあっても打者1人で勝つことはない。大谷がピッチャーをやり、他の野手8人を高校生が守ってもソフトバンク相手に勝つことも可能。だが、高校生がピッチャーをやり、他の8人が大谷だとしてもソフトバンクに勝つことはできない。野球はピッチャーなのだ。

一流のプロ野球選手の幼少時のバッティングなどを見たとき、「この年齢でこんなスイングなのか。やっぱりうまかったんだな。」と思うことはあっても「大人の俺よりスイングが速い。」とか「大人の俺よりうまい。」と思うことはない。技術の甘さがはっきりわかり、「この頃から野球をずっと続けて、まだまだこれから伸びたのだな。がんばったな。」と思うことのほうが多い。それは、技術を支え、発達させるための体力がまだ成長過程だからだ。体の大きさ、成長が技術を支え、技術を確立させてくれるのだ。

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